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イーベイ(eBay)、ウクライナとロシア行きの商品に対する対応を発表

こんにちは。ジェイグラブの横川です。

ロシアのウクライナ侵攻を受けて、イーベイ(eBay)は、ウクライナとロシアに売れた商品に関して緊急の特別ルールを発表しました。一部は日本人セラーには関係ない話ですが、このeBayの対応の中には日本人セラーにも影響するものがあります。

(追記)
SWIFTからロシアを排除というニュースも飛び込んできたので、そもそもロシアへの販売自体できなくなる可能性もありますね(販売できても代金を受け取るのが難しくなるので)


イーベイ、ウクライナとロシアへの配送サービスを停止-出品者保護策を発表

米国太平洋時間の25日未明、USPS、FedEx、UPS、および一部の国際郵便事業者が発表したサービスアラートを掲載しました。

その後、イーベイはウクライナとロシアへの配送に関する独自のアップデートを以下の通り発表しました。

  1. イーベイはウクライナとロシアへのグローバルシッピングプログラムサービスを停止しました。
  2. イーベイはウクライナへのイーベイ国際標準配送サービスを停止しました。
  3. イーベイは、2月21日以降に購入されたロシアへのイーベイ国際標準配送サービスの配送時間を延長しました。

イーベイは、両国のどちらかに発送された荷物が購入者に届かず、荷送人に返送される可能性があると警告しています。発送人は、定期的に追跡情報で荷物の詳細を確認する必要があります。

ジェイグラブ註:上記1と2は日本人セラーにはあまり関係ない話ですが、3は影響します。2月21日以降に購入された商品の配送時間はイーベイが自動で延長します。

イーベイの特別セラープロテクション

さらに、イーベイは、ビジネスに影響があった場合、自動的にセラーパフォーマンスを保護すると述べています。

  • 出荷遅延率
  • 有効な追跡アップロード率
  • 遅配による「商品未受領」のケース
  • キャンセルした取引に起因するディフェクトレート
  • これらの取引によるネガティブまたはニュートラルなフィードバック

これらのセラープロテクションは、2月21日からウクライナおよびロシア向けのすべての出荷に遡及して適用されるとのことです。

この情報を掲載する時点では、米国サイトでのみ確認されています。売主保護は全世界のeBayセラーに拡大され、ロシアへの配送時間の延長も行われると推測されます。

モルドバとベラルーシへのサービス制限に対応していない

イーベイの発表では、ウクライナとロシアにのみ言及しておりますが、欧州連合航空安全局(EASA)は、民間および貨物航空会社は、ウクライナから100海里以内のロシアおよびベラルーシの空域を避けるよう警告しています。またモルドバは商業航空輸送のための領空を閉鎖しています。

ベラルーシとモルドバにも飛行制限や停止が影響しており、これらの国への発送も問題視されるはずです。 イーベイの発表には、これらの国は含まれていません。

ウクライナ、ロシア、周辺国への配送への影響については、サービスアラートのページでご確認ください。

参考:eBay Suspends Shipping Services to Ukraine and Russia – Offers Seller Protections


おわりに

ウクライナ情勢で影響が出てまいりましたが、この記事からわかることは、イーベイは東欧やロシアにも物を売ることができるということです。実際私はロシアには結構売っていました。

いまは、飛行機自体が飛ばないので(ロシアの場合はコロナ禍になった途端通関しづらくなりましたが)、販売先に計算できませんが、国際情勢が落ち着いたら視野に入れてもいい地域でしょう。

そんなことより、現在の状況が心配です。早く落ち着くことを祈りましょう。

Writer 横川 広幸

横川 広幸 取締役 越境ECコンサルタント eBayJAPAN創業時に法人営業、マーケティングに従事。eBayに連携した越境ECサイト “Tokyotrad” で日本の仏具を世界86カ国に販売。自らの越境EC成功体験を越境ECアドバイザーとして日本全国でセミナー講演や個別相談を行う。

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