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ドイツ梱包法義務登録の方法教えます(その2)

こんにちは。ジェイグラブの横川です。

越境ECでドイツに荷物をおくる必要がある場合、ドイツ梱包法に基づくLucid登録が必須になります。
このページは第2ステップの説明です。
第1ステップはこちらのリンクをクリックしてください。

2.セントラル・オフィス梱包登録所にログインし、第2ステップを行う。

第1ステップから引き続き行う場合はわざわざログインのし直しは不要ですが、少し間をおいて行う場合は、セントラル・オフィス梱包登録所 にログインします。すると、下記画面が現れます。ここで、氏名以外の個人情報を打ち込みます。

Producer Dataは以下のように登録すると、スムースに行きます。
CountryはJapanを選びます。
Post codeは郵便番号です(ハイフンはあってもなくてもよい)。
Cityは本来市町村ですが、ここでは都道府県の方がいいです。
Streetのところには「丁目、番地 町名 市町村」の順に記載します。
House numberはオフィスやご自宅がアパートやマンションなどの場合の棟番号、部屋番号です。
次に電話番号ですが、国際電話の国番号は選択されていますので、Telephone area codeを入れます。市外局番(東京なら「3」、大阪なら「6」。携帯なら「90」など。頭の「0」は省きます)。そしてTelephone numberは市内局番、電話番号の順に入れます(ハイフン無し)。

問題はここからです!
ここから、納税者番号と個人ID番号を入れないとなりません。

VAT number / taxpayer refference numberというのがありますが、住所登録で日本を選んだ瞬間にフォームが以下のように変わっています。

Value added tax number(VAT number)は記載しなくてOKです。
Type of taxpayer reference numberはOtherを選びます。
そしてTaxpayer reference numberには、マイナンバーを打ち込んでください。

次にNational identification numberです。
これは国民ID番号ですので、日本で言えばマイナンバーです。これも下図のようなフォームに変わっていますので、下記のように記入します。

Type of national identification numberはOtherを選びます。
National identification numberにご自身のマイナンバーを打ち込みます。
Authorityは誰が身分保障しているのかという意味ですので、Japanese Governmentで良いと思います。
Designation of national identification numberは個人IDの正式名称のことを聞かれています。日本のマイナンバーは海外では「the Individual Number」です。

これ以降はオプションですので、無理に記入する必要はありません。
参考までに記載しておきますと、Recovery contact(s)は何らかの理由でログインできなくなたりした場合に他の人がログインできるよう、信頼できる人を追加できる機能です。今じゃなくてもあとから追加できます。

Optional dataはどんな商品を扱っているのか、どんな産業に属しているのか、どの形態の販売者かをチェックするだけです。今じゃなくも大丈夫です。

そしてNextボタンを押しますと下図の画面になります。ここも重要です。

ここで重要なのは、みなさんがドイツに荷物を送ったときに、その荷物の梱包材が最終的に誰の手元に残るのかを尋ねられています。

一般的にCtoCやBtoCでドイツ在住の個人消費者に商品を送る場合、梱包材はその個人消費者の元に残ると思いますので、当てはまる場合(多くのユーザーさんがこのパターンに当てはまると思います)は赤枠にチェックを入れることになります。

それ以外はどういうものか、参考程度に記載します。
Exclusively pre-participated service packagingは主に飲食店やレストラン、テイクアウトの包装に関する項目です。
Single-use beverage packaging subject to depositは飲料用のパッケージで、新規に中身を充填する場合です。多くの場合、飲料メーカーが当てはまります。
Packaging that does NOT typically accumulate as waste with private final consumersは業者間取引の場合の包装です。BtoBでドイツに輸出する場合は当てはまるケースがあります。
Retail packaging for hazardous contentsは危険物の包装に関係する場合です。
Transport packagingはパレット付きでドイツに発送する場合などの場合で、主に輸送業者さんに関係します。
Retail and grouped packaging for which system participation is excluded due to system incompatibility pursuant to section 7 (5) VerpackGは初めから選択できません。
Reusable packagingはみなさんが送った梱包材が新たに別の梱包材として再利用できるようなパッケージで送る場合に当てはまります。

ここまでが第2ステップです。画面下のNextを押すと第3ステップに移ります。最終ステップはこちらのページです。

Writer 横川 広幸

横川 広幸 取締役 越境ECコンサルタント eBayJAPAN創業時に法人営業、マーケティングに従事。eBayに連携した越境ECサイト “Tokyotrad” で日本の仏具を世界86カ国に販売。自らの越境EC成功体験を越境ECアドバイザーとして日本全国でセミナー講演や個別相談を行う。

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