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COMPARISON

MagentoとShopifyの比較

世界で人気の「Magento」と「Shopify」

越境ECサイトの二大プラットフォーム「Shopify」と「Magento」、どちらを選択すべきでしょうか。機能面だけでなく、予算や規模感、デザイン、カスタマイズ要望の達成、ROIが戦略的に実現できるのかなどを見極めた上で、最適なプラットフォームを選択することが重要です。

SaaS型とオープンソース型

カナダのShopify社が開発しているSaaS型のプラットフォーム「Shopify」は、60万社を超える企業が利用しているといわれています。デザインテーマが用意されており短期間でECショップを開店することができ、拡張性の高いエンタープライズ版も用意されています。

アメリカのMagento社が開発しているオープンソース型のプラットフォーム「Magento」は、ミドル級からエンタープライズ向けのオープンソースで、無料でダウンロードを行ったうえで、必要な機能を追加、拡張しながら開発することが可能です。

MagentoとShopifyを徹底比較

  • 各種数値

    MagentoとShopifyの詳細な比較を確認する前に、それぞれのプラットフォームが示す数字を見てみましょう。これは、各プラットフォームの信頼性を確認するための優れた方法です。越境ECサイトを構築する前に、デザインや使いやすさではなく、「よく売れているのはどちらか?」をよく考慮する必要があります。

    Magento Shopify
    Number of Sites Powered 250,000 600,000
    Number of Apps and Add Ons 5,000 2,400
    Number of Themes 12* 100+*
    Themes Prices $0 - $499 $0 - $180
    Monthly Prices $0** $8.10 - $269.10

    出所:ジェイグラブ独自調査

    サイトパワー

    エクステンション・アドオン

    デザインテーマ

    アプリ販売価格

    月額固定

    magento

    サイトパワー

    260,000

    エクステンション・アドオン

    100,000以上

    デザインテーマ

    50,000以上*

    アプリ販売価格

    無料〜2,000ドル

    月額固定

    無料**

    shopify

    サイトパワー

    600,000

    エクステンション・アドオン

    2,400

    デザインテーマ

    100以上*

    アプリ販売価格

    無料〜180ドル

    月額固定

    〜269.10ドル

    *設定するテーマを外部サイトから購入することも可能です。
    **10万点以上商品があるなど、大規模なECサイトを構築する場合にMagento(エンタープライズ版)を利用する場合、ビジネスの規模に応じてホスティング費用が必要となる場合があります。

  • 構築手法

    越境ECサイト構築の手法については、ShopifyとMagentoで大きく異なってきます。シンプルかつスピード構築できるけれど制限が少なくないのがShopifyで、カスタマイズなどの自由度や柔軟性は高いけれど構築難易度が高くなるのがMagentoです。詳しくみていきましょう。

    ●Shopify
    Shopifyは、オンラインストアの構築&販売に必要なツールが標準装備されているため、スピード感のあるサイト構築が可能で、比較的早く販売開始できます。HTMLやウェブデザインの知識がなくてもサイトを構築することが可能ですが、クローズドなシステムのため、カスタマイズやアレンジメントは限定的で、デザインの自由度はあまりありません。

    また、機能追加などのカスタマイズや在庫連携、外部の旗艦システムなどとの連携は難しいシステムのため、要件によっては、Shopify専門の会社に依頼して構築するか、自信のある方は自己流で構築される場合もあります。

    ●Magento
    MagentoはPHPベースで構築が可能なオープンソースで作られています。Shopifyに比べて、デザインや機能を追加したり、デザインも徹底的にカスタマイズできるように設計されています。そのため、売れている多くのECサイトに利用され実績が出ています。また、eBayやAmazonなどのECモールとの在庫・受注連携も得意としています。

    しかし、Shopifyのように予め用意されたもので構築するわけではないため、専門の会社に依頼して構築する必要があります。また運用フェーズになった時には、Magento CMS(Shopifyのエディターに相当するもの)の仕組みを理解する必要がありますが、マニュアルの提供や納品後のレクチャー、運用中の伴走支援のある会社であれば問題はありません。

    Magentoは最初は知識が求められるものの、使いこなすととても優れたECショップを柔軟にかつ自由に運営することができますし、ECサイトのデザインや仕組みも自由にアレンジ・カスタマイズできます。

    ●選ぶポイント
    販売する商品数が少なく、カートだけ動いてデザインもありもので良いと決めている方にとってはShopifyがおすすめです。対してECサイトの本店として、自社のルールや運用にフィットした本格的な多言語多通貨に対応したECサイトを構築したい、様々な国のルールに合わせた売り方を実践したい、SEOや機能・デザインにもこだわりたい方にはMagentoがおすすめです。

    さらに、eBayやAmazonとの連携、B2B事業、デジタル販売、ポイントやクーポンを多用した多彩な顧客管理や運用方法、割賦販売、会員制販売、共同購入、定額課金販売など、自由にECサイトを運用を柔軟に行っていきたい場合や、商品取り扱い数や取引数が多い場合はやはりMagentoが適しています。

  • テーマ

    オンラインストアにおけるデザインは、顧客がサイトにアクセスしたときに一番最初に表示されるため、いかに訪問者に良い印象を与え、信頼してもらえるかが重要です。さらに、パソコンだけでなく、スマホやタブレットにフィットさせてスムーズな表示ができるかも鍵となります。デザイン・テーマが売上を左右するため、選定は非常に重要となり専門家のアドバイスがあると良いでしょう。

    ●Shopify
    Shopifyでは、数十種類の有料・無料のデザインテーマを利用します。近年EC購入はスマートフォンから商品が購入されることが増えており、Shopifyのテーマはモバイル向けに最適化されています。ただし色やデザイン、ボタンなどの配置の変更など多くを変更することはできません。あくまで提供されたデザインを利用して出品するのがShopifyの特徴です。

    ●Magento
    Magentoは、無料・有料で数十万種類のデザインテーマがあります。パソコンはもちろんスマホやタブレットにも完全対応しいていて、大型テレビなどのデバイスにも自動的にサイズ変更されます。また、Magentoでは独自のデザインをゼロから作成することもできるため、自社のブランドや商品をよりよく見せたい方にもMagentoはおすすめです。ジェイグラブでは海外で商品が良く売れている厳選された10のデザインテーマを提供しています。

    しかし、Shopifyのように予め用意されたもので構築するわけではないため、専門の会社に依頼して構築する必要があります。また運用フェーズになった時には、Magento CMS(Shopifyのエディターに相当するもの)の仕組みを理解する必要がありますが、マニュアルの提供や納品後のレクチャー、運用中の伴走支援のある会社であれば問題はありません。

    Magentoは最初は知識が求められるものの、使いこなすととても優れたECショップを柔軟にかつ自由に運営することができますし、ECサイトのデザインや仕組みも自由にアレンジ・カスタマイズできます。

    ●選ぶポイント
    テーマ数では、MagentoはShopifyより上回っています。Magentoはデザインテーマを自由にアレンジメントすることが可能で、カスタマイズも柔軟に対応できますが、Shopifyは自由度があまりなく制約があります。そのため、デザインにこだわりたい場合は、Shopifyだとしても構築に多くの時間がかかるので注意が必要です。

    なお、Shopify、Magentoのどちらかを利用するにしても、共通して考慮すべきポイントは、ユーザーにとって購入しやすいか、カート落ちしにくいつくりか、本店の自社サイトとして信頼感が表現できているのか、安心した決済が動作する環境にあるのか、各種コンテンツページとの連携や遷移がスムーズか、サイト読み込み時のスピードはどうかなどです。総合的にチェックしてみてほしいですし、専門家のアドバイスがあるとなお良いでしょう。

  • エクステンション・アドオン

    Shopify、Magentoもオンラインストアを構築するための基礎的な機能はありますが、サイトの機能を拡大し、トラフィックや売上を上げるためには、エクステンションやアプリ、アドオンといった拡張機能を追加していくことが必須となります。

    ●Shopify
    Shopifyでサイトを拡大していくためには、アプリの活用が欠かせません。Shopifyには無料・有料アプリがありますが、アプリの多くは英語の機能となっており、最近では日本語に対応したもが増えてきたものの、まだ充実はしていません。一例として以下のアプリがあります。

    • カゴ落ち対策
    • SNSフィード表示
    • 商品発送追跡機能
    • 不正利用対策
    • SEO対策
    • 多言語、多通貨機能
    • メルマガ
    • サイト分析機能

    ●Magento
    Magento Marketplaceには、約100,000種類以上の無料・有料の拡張機能があり世界一多いといえます。拡張機能はワンクリックで追加することが可能ですが、動作確認は専門の構築会社の協力が必要になることがあります。Magentoの拡張機能の一例として以下のような機能がありますが、あまりにも多く書ききれないため、詳しくは専門の業者にお問い合わせください。

    • 世界のメジャーな国際決済の導入
    • 会員制販売機能
    • 予約注文受付機能
    • SEO強化機能
    • B2B見積機能
    • メルマガ発行、顧客追跡機能
    • メルマガ&顧客管理機能
    • デジタル販売機能
    • 多言語、多通貨機能
    • 定額販売機能
    • 割引クーポン、ポイント発行
    • その他多数

    ●選ぶポイント
    Shopify、Magentoともにアプリや拡張機能の種類は豊富ですが、Magentoの方が拡張機能の数は多く、顧客のニーズに応じて自由にサイトを構築することが可能です。

  • 決済方法

    オンラインショップの運営において、安心できる決済手段の導入は非常に重要です。とりわけ、自社商品を海外のユーザーに販売する場合、信頼できる決済手段があるかどうかが売上を左右します。

    ●Shopify
    Shopifyには、独自の決済方法として「Shopify Payment」があります。この機能を使用すると、Shopifyのダッシュボードで支払いを直接管理できます。なお、Shopify Paymentの場合、決済手数料は無料ですが、それ以外の決済方法を利用する場合には別途、2%〜の手数料が必要です。

    他にもクレジットカード、PayPal、Apple Pay、Google Payなど約100種類の決済方法があり、それぞれの決済方法によって決済手数料は異なります。

    ●Magento
    Magentoは、越境ECでは Stripe(クレジットカード、Alipay、WeChaPayなど含む)、PayPal、AmazonPay、日本国内ECでは、GMOペイメントゲートウェイ、GMOイプシロン、ベリトランス4G、ソフトバンクモバイルなど、Shopifyより多くの決済手段を採用するこが可能です。

    また、非常に優れている点として、さまざまな国と言語、通貨をサポートする支払処理プログラムが安定的に提供されていることです。

    ●選ぶポイント
    簡単にクレジットカード決済でECサイトを運用するならShopifyです。対して、クレジットカードはもちろん、特に中国越境ECに強いAlipay、WeChaPayを備えるStripe決済のほか、eBayオフィシャル決済のPayPalも同時に導入するならMagentoです。

    さらに、Magentoは、越境ECと日本国内ECを同時に行えるGMO決済も導入できるため、越境EC・および国内ECに必要な多言語多通貨に柔軟に対応する支払プロセスに対応しています。

  • SEO

    SEOに関しては、ShopifyとMagento共に機能を提供しています。両方のプラットフォーム上に構築されたストアは、Googleや他の検索エンジンに対応したものとなっており、検索結果の上位にランク付けされる可能性があります。Magentoではエクステンションを導入することでカスタマイズ可能なSEOシステムを提供可能です。

    ShopifyとMagentoの両方で、ストアをより簡単に検索エンジンに対応したフレンドリーな設定にするために、ShopifyのエディターとMagentoのCMS(コンテンツ管理システム)から必要な手順を実行することができます。これはエクステンションやアプリなどの拡張機能を追加することなく、標準機能で最低限のSEOは提供されていることを意味します。

    例えば、ページのタイトルと説明について、検索結果ページでどのように表示させたいのかを定義します。これにより、検索エンジンにストアの内容が詳しく伝えられ、購入しようとしているユーザーの検索で表示しやすくなります。Magentoは何も設定しなくても標準機能で自動配布します。

    また、画像に代替テキストを追加して、検索エンジンに画像を認識できるように設定したり、Facebook、TwitterやInstagramなどのソーシャルメディアと共有ボタンやリンクを設置することも可能です。

    さらに高機能を求める方には、ShopifyならApp Store、MagentoならMagento Marketplaceで高機能なSEOをサポートする拡張機能を追加することも可能です。サイトの表示するスピード、メタタグの設定、SEOスコアチェック、検索順位チェックなど、様々な対策を施すことができます。

    ●選ぶポイント
    Shopifyでは標準機能にはないので関連したアプリを追加導入して対策しますが、買い切りではなく月額で$10ドル〜$30ドル程度の支払いが必要となります。Magentoの場合には、Marketplaceから数百を超える高機能SEOエクステンションを購入して利用しますが、月額ではなく買切りとなっています。

  • 運用コスト

    ShopifyとMagentoの大きな違いの一つとして、ShopifyはShopify社がホストするECプラットフォームをそのまま利用可能ですが、Magentoはクラウド型のサーバーを自社で運用・保守することになります。

    Shopifyは自社でサーバーを運用せず、運用費用は月額の利用料に含まれます。Magentoはクラウドサーバーの運用と保守を自社で行うか、構築会社などに運用保守を依頼することになります。構築会社に運用を任せることで運用保守の手間がなくなるため、中小企業から大手企業に最適な選択肢といわれています。

    では、各プラットフォームに関連する特定のコストに関して掘り下げてみましょう。

    ●Shopify
    Shopifyに関連する費用はほとんど月額で支払いますが、初期費用が発生するものもいくつかあるため、オンラインストアをセットアップする際に注意してください。Shopifyは無料のデザイン・テーマを提供していますが、サイト構築の選択肢を広げるために有料テーマを設定することが大半です。価格は150〜200ドル程度です。

    また、ドメイン無料利用の場合には、独自ドメインではなくショピファイのドメインとなります。
    (例:www.danbarraclough.myshopify.com)
    カスタムドメイン名にする場合には初期費用として追加費用が約10〜15ドルかかり、毎年更新する必要があります。

    ●Magento
    Magentoの費用は平均的に月額1万円〜で、ECサイトの規模や商品数によって構築会社と相談しながらクラウドサーバーを選択できるようになっています。デザイン・テーマは有料かつ販売実績のあるカスタマイズされたデザインが付属しており、費用も初期構築費用に含まれているため安心です。ドメインはお客様指定の独自ドメインで運用を開始します。サブドメインも利用可能で柔軟性があります。

    ●選ぶポイント
    越境ECサイト構築の初期費用や運用保守費用は、構築するECサイトの規模、商品数、言語数、追加機能の有無によって異なってきます。初期コストを抑えるならShopifyですが、自由度や柔軟性ではMagentoにメリットがあります。また、Shopifyはかかる費用を月額で支払っていきますが、Magentoは初期構築費用である程度まとめての支払いになります。いずれにしても、予算はもちろん扱う商材や商品数、使いたい機能やドメインなどの要件次第で、中長期的なコストパフォーマンスが変わってきます。

Shopify と Magento 総評

Shopifyは短期間での開店ができ変更も比較的容易である点、またソフトウェアの更新が不要であることで、とても扱いやすいECカートサービスです。ただし細かなデザインや機能やデザインのカスタマイズを実現したい場合や、グローバルサイト・多言語機能の一元管理などという点では、いまだMagentoが勝っているのではないでしょうか。

また、この2つのサービスに絞るのではなく、Big commerceやDemandware等、他の人気サービスもしっかり確認をしておくべきでしょう。最終的には機能や将来性を比較して、自社に必要なサービスであるか、親和性があるのか、ROIが戦略的に実現できるのか、などを見極めた上で最適なプラットフォームを選択することが重要ですです。

ここまで、ShopifyとMagentoの比較として、類似点と相違点について確認してきましたが、それでもどちらを使うかどうか迷っているという方は、ジェイグラブにご相談ください。中立公平な立場で越境ECコンサルタントが、お客さまに最適な構築手法をアドバイスさせていただきます。

越境ECを検討されている方。すでに越境ECを行っているがうまくいっていない方。ジェイグラブの越境ECコンサルタントがサイト構築から売上アップまで伴走支援します。お気軽にご相談・お問い合わせください。

編集:ジェイグラブ 越境ECラボ

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