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ブランディングにおけるよくある間違い

こんにちは。ジェイグラブの横川です。

日本企業のECサイトを構築する際に「ウチのブランドイメージと違う」とか「ブランディングとして、おしゃれなデザインがいい」といった希望を伝えてくる方がいますが、前者は構築する人にブランディング戦略を共有していないから起きる不満であり、後者はそもそもブランディングとは何なのかわかっていない人にありがちな意見です。

ブランディングとは、会社や商品を消費者にどう見られたいか、自社の優位性や他社との差異化が明確になっていないとできません。そのためには想定される消費者像を描くなど、思いつきでない時間のいる作業が必要です。

おしゃれに見られたい、カッコよく見られたい、可愛く見られたいというのは、誰でもそう思うわけで、それだけではブランディングではなく、ただの承認欲求が強いだけのイタイ願望です。

たとえば、「あらゆるものが100円で買える」とか、
「店内装飾は、天井のダクト丸見え、コンクリ打ちっぱなしで超質素だけど、良い品揃えにこだわる」とか、
逆に「店内はごちゃごちゃ雑多だけど、色んなものが深夜まで買える」とか、
こういった部分を多くの人に知ってもらえるようにする。これがブランディングです。

ですので、この画像はもう少し大きく、いま左にあるこの画像を右側にとか、そういう指示を出すことは構いませんが、それが自社のブランディングにどう関係するのか根拠がなければなりません。

一番多いのは、メニュー(カテゴリー)の位置についての注文が多いです。これの位置が自社のブランドにどう影響するのかしっかり考えた末の意見でなければ、構築側は意味不明にしか感じません。そうした思いつきに近い発想でむやみにデザインに手を入れるくらいなら、SEOなどを計算し尽くして制作されているテンプレートをそのまま使うほうが効果的です。

サイトのデザインは確かにブランディングの一環ではあります。しかし、数ある手段の一つに過ぎないのですが、デザインこそがブランディングの最たるものだといったような勘違いを起こしている方もおられます。デザインの良し悪しが売上の良し悪しに強く影響するなら、なぜECセミナーなどの講師にWEBデザイナーがほとんどいないのでしょうか?(私の知る限りでは一度も見たことがありません)。極論すれば、デザインはそれほど良くなくても売上をものすごく上げている会社など、世界を見渡せばたくさんあります。

この話の流れで書くと大変失礼に映るかもしれませんが、俳優の阿部寛さんのサイトは、90年代のネット黎明期のデザインになっています。わざとそうしているという話です。それでかえって目立って話題になっています。また、そうしたユニークさが阿部さんという個性を表現しているのでしょう。阿部さんという人柄をブランディングした結果、20年前のデザインに行き着いたのだと思います。こうして話題になる時点でブランデイングは大成功です。

ブランディングとはなんなのか、今一度冷静に考えてみてください。決して見た目だけの話じゃないのです。

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Writer 横川 広幸

横川 広幸 取締役 越境ECコンサルタント eBayJAPAN創業時に法人営業、マーケティングに従事。eBayに連携した越境ECサイト “Tokyotrad” で日本の仏具を世界86カ国に販売。自らの越境EC成功体験を越境ECアドバイザーとして日本全国でセミナー講演や個別相談を行う。

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