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Amazon FBAとShopify、どっちで売るのが適切か

こんにちは。ジェイグラブの横川です。

越境ECを検討している事業者にとっては商品をどこで販売するかは悩みどころです。

結論から言えば、Amazon、eBay、Lazada、Shopee、天猫国際、亰東、淘宝網など、すべてのプラットフォームで販売することができます。しかし、日本の事業者の多くは知名度の問題から、AmazonかShopifyのどちらかが真っ先に思いつくという人が多いでしょう。

どのプラットフォームを選んでも素晴らしいのですが、皆さんにとってはどちらが良いのでしょうか?いくつかの共通点がありますが、事業者に提供するソリューションは異なります。

今回は、「Amazon FBA」と「Shopify」について、以下の点を深堀ってみましょう。

  • Amazon FBAとShopifyの類似点と相違点、それぞれの長所と短所
  • AmazonとShopifyでの販売にかかる費用

Amazon FBAとShopifyの共通点と相違点

どちらも商品の販売や店の成長には最適ですが、実はそれぞれのプラットフォームは大きく異なります。ここでは、AmazonマーケットプレイスとShopifyの類似点と相違点を探ります。

共通点

登記していなくても誰でも始められる

AmazonやShopifyでの販売は、事業登録をしていなくても、個人情報を使って誰でもすることができます。なお、Amazonでは、アカウントを作成する前に身分証明書、チャージ可能なクレジットカード等の書類を要し、承認プロセスを経る必要があります。

商品の出品が簡単

それぞれのプラットフォームには多少の慣れが必要ですが、全体的に見れば、一度アカウントを設定すれば、簡単に商品を販売することができます。

各プラットフォームのユーザーインターフェースには、本番稼動に必要な製品情報が記載されています。どちらのプラットフォームでも、コードの書き方を知らなくてもストアを作成することができます。

初期費用が安い

Amazonでは、プロフェッショナルとインディビジュアルの2種類のセラープランが用意されています。個人プランを選択した場合は、無料で始めることができます。

アカウントには制限がありますが、Amazonがどのように機能するかを把握した上で、プロアカウントの月々$39.99の支払いにコミットすることができます。

Shopifyは通常、14日間の無料トライアルを提供しており、その後、基本的な販売プランに29.99ドル/月を支払う必要があります。

セラーサポート

どちらのプラットフォームにもセラーサポートがあり、セラーとしての活動を始める際に質問をすることができます。さらに、どちらのプラットフォームにも、売り手の疑問に答えるための役立つコンテンツやリソースがたくさん用意されています。

相違点

Amazonのロイヤルカスタマーにアクセスできる

Amazonで販売するということは、1億5千万人以上のプライム会員という顧客基盤を持つことになります。これらの顧客はAmazonを信頼しており、好きな商品や必要な商品を購入するために利用しています。

顧客が検索している人気商品を販売していれば、広告を使わなくてもオーガニックな売上を達成することができます。(ただし、多くの販売者はAmazon PPC広告を利用しています。)

Shopifyでは、ウェブサイトにトラフィックを誘導する責任があります。Shopifyは運営者に代わってトラフィックを稼ぐことはしません。ニッチな分野で最高のウェブサイトと製品を持っていても、顧客が店の存在を知らなければ、当然ながら売上は得られません。

顧客が聞いたことのないウェブサイトに、質の高いトラフィックと収益性の高い売上をもたらすことは、初心者のセラーにとっては難しいことです。故にSNSなどの告知やSEOに力を入れます(SEOでは高いスコアをShopifyは得ています)。

Amazonはマーケットプレイス、Shopifyはeコマースプラットフォーム

Amazonに商品を出品すると、他の何千もの販売者と競合することになり、時には同じ商品で競合することもあります。売り手は、検索結果の上位を獲得するために互いに競い合い、顧客のコンバージョンを奪い合います。

Amazonの販売者は、Shopifyのように商品ページをカスタマイズすることはできませんが、ブランド登録していれば、販売者はA+コンテンツやカスタマイズされたAmazonストアフロントを作成することができます。

Shopifyでは、製品とブランドに特化した、カスタマイズされたオンラインストアフロントを持つことができます。競合商品やスポンサー広告に邪魔されることもありません。

無料または有料のテーマを使ってストアを構築することができ、ストアに接続できる多くの便利なアプリも用意されています。

Amazonで販売すると様々な手数料を支払うことになる

Amazonで販売することの1つのデメリット、それは多数の手数料で、販売収入の30~40%近くを占めることもあります。

販売する商品を選ぶ際には、Amazonに支払うべき手数料を正確に計算するように注意してください。特にFBAを利用して注文を処理している場合には、手数料がかさむこともあります。

Shopifyでは、月々の利用料、支払い手続きの手数料、年間のドメイン名登録料のみで済みます。すべてにおいて、Amazonの販売手数料を支払うよりもはるかに少ないです。

Amazonで販売することのメリットとデメリット

Amazonには多くのロイヤルカスタマーがいるため、Eコマース初心者のセラーや大規模なブランドが商品を販売するための優れたプラットフォームとなっています。

しかし、その一方で、販売者が考慮しなければならない、いくつかの欠点もあります。ここでは、Amazonでの販売の長所と短所について説明します

長所

  • 商品が公開されると、すぐに多くのユーザーにアクセスできる。
  • Amazonは販売者向けに構築されているため、独自のeコマースストアを構築する必要がない。
  • Amazonの高度なフルフィルメントネットワークであるFBAを利用して、在庫を保管し、注文を処理することができる。
  • FBAでの返品やカスタマーサービスはAmazonが行ってくれる。
  • スポンサープロダクト広告、スポンサーブランド広告、スポンサーディスプレイ広告などの高度な広告ツールを利用できる。
  • Amazonは、出品者にとってより良いマーケットプレイスにするために、常に革新を続けている。
  • 海外のAmazonマーケットプレイスに登録することで、世界中のより多くの顧客にアクセスすることができる。
  • 小売での鞘取り、卸売、ドロップシッピング、PBなど、さまざまなビジネスモデルを試すことができる。
  • Amazonでブランド登録すると、A+コンテンツ、ストアフロント、ビデオ広告、Amazon Attribution、Amazon Liveなど、より高度な販売ツールを利用できるようになる。
  • 顧客は、他のeコマースストアよりもAmazonでコンバージョンする可能性が高い。

    Amazonでの販売の長所についてはまだまだありますが、これらはその主なセールスポイントの一部です。

短所

  • 手数料が15%(FBAを使用しない場合)から40%と高くつく。
  • 競争率が年々高まっており、初心者の出品者には厳しい。
  • 画像やコピーを除き、目立つようにカスタマイズすることはできない。
  • Amazonの利用規約に従わないと、出品停止や永久削除のリスクがあるし、その確率も高い。
  • Amazonはいつでも規約を一方的に変更できる権限を持っている。
  • Amazon PPCは競争が激しく、正しく行われなければ利益率が大きく損なわれる可能性がある。
  • 問題が発生した場合、セラーサポートは必ずしも親切ではない。
  • カテゴリーや商品によっては飽和状態になっており、競争が厳しい。

Shopifyで販売することのメリットとデメリット

Shopifyは、運営者や店が独自のeコマースビジネスを構築するのに役立つ素晴らしいプラットフォームです。自分のウェブサイトを作成し、ある程度好きなようにカスタマイズすることができます。

しかし、Shopifyでストアを作成する前に知っておくべきいくつかの欠点があります。

長所

  • 14日間の無料トライアルでShopifyがどのように機能するかを確認できる。
  • ある程度カスタマイズ可能な御社独自のeコマースストアを完全コントロールできる。
  • 無料のストアテーマが提供されており、その中から選ぶことができる。
  • 利益を圧迫する販売手数料がない。
  • Shopifyアプリで、ショップの機能拡充を図れ、様々なアプリ(プラグイン)をダウンロードすることがでる。
  • いくつもの商品を販売することができる。
  • モバイルフレンドリーなストアを構築し、顧客が外出先でも簡単に購入できるようにすることができる。

短所

  • Shopifyは簡単に店舗を作ることができるが、初めての人には少し学習が必要です。
  • Amazon、eBay、Facebook、Walmartのような顧客が組み込まれたマーケットプレイスではないので、Google広告、Facebook広告、ソーシャルメディアなどのプラットフォームを使って、自分でマーケティングを行い、トラフィックをウェブサイトに誘導する必要がある。
  • アプリストアのほとんどのアプリは無料ではない。
  • Shopifyは、シンプルな機能を持つ9つの無料テーマを提供しています。高度なカスタマイズ機能は、有料テーマになる(平均18,000円)。

この通り、AmazonとShopifyにはそれぞれ長所と短所があります。自分にとって何が重要なのかを考え、どちらが自分のビジネスに適しているのかを判断してください。

AmazonとShopifyのかかるコスト

ここまで、AmazonとShopifyの長所と短所を説明しましたが、実際にそれぞれのプラットフォームで商品を販売するにはどのような費用がかかるのでしょうか?

どちらも独自の料金体系を持っていますので、商品を販売する場所を選ぶ際には評価する必要があります。

Amazonの手数料

リファラルフィー

この手数料は、FBAを利用しているかどうかに関わらず、すべてのAmazon出品者が支払うものです。これは、Amazonのプラットフォームでの販売に対するAmazonの「手数料」です。 手数料はカテゴリーにもよりますが、通常は各売上の15%です。

販売プラン手数料

これは、選択した販売プランによって異なります。前述したように、Amazonには「個人プラン」と「プロフェショナルプラン」があります。

個人:このプランでは、出品者は1回の取引ごとに0.99ドルの追加料金がかかります。このプランは、月に40点以下の商品を販売する場合にのみ意味があります。

プロフェッショナル:月額39.99ドル。このプランでは、購入ボックスやPPC広告など、より多くの販売機能にアクセスできます。

返金事務手数料

Amazonは、FBAの返品を処理するための手数料を出品者に請求します。手数料は、5ドルまたは返金額の20%のいずれか少ない方となります。

FBA手数料

Amazonは、出品者に代わって、商品の保管、ピッキング、梱包、発送を行います。その費用をまかなうために、AmazonはFBA手数料を請求します。FBA手数料は、出荷する商品のサイズと重量に応じて異なります。

FBA保管料

毎月末にAmazonの倉庫に在庫が残っている場合、保管料が発生しますが、これは使用されているスペースの大きさによります。在庫がフルフィルメントセンターに180日以上保管されている場合、Amazonは長期保管料を請求します。

Shopifyの手数料

Shopifyもまったくお金がかからないわけではありません。ここでは、Shopifyの販売プランについて説明します。

Shopifyにサインアップする際には、Basic Shopifyプラン、Shopifyプラン、Advanced Shopifyプランの3つのオプションから選ぶことができます。

ほとんどのeコマースビジネスでは、月額29ドルのベーシックプランが最適です。ビジネスの成長に合わせて、他のプランを検討し、どのプランがより収益性が高いかを評価してください。

詳しくはShopifyのプラン表を参照していただきたいのですが、トランザクションごとにクレジットカードの処理手数料が発生します。ベーシックプランの場合、2.9% + $0.30となります。

結局AmazonとShopifyのどちらが適しているのか?

これは、ビジネスの種類と目標によります。上記の長所と短所を考慮して、どちらのソリューションが自身のビジネスに最適かを判断してください。

もし、小売・オンライン鞘取り(せどり)や卸売を行っている再販業者であれば、おそらくAmazonの方が良い選択肢となるでしょう。

なぜなら、販売履歴のある既存のAmazonリストに商品を掲載することができるからです。Shopifyでも同じことができますが、売上を上げるのはより難しいでしょう。

Shopifyは、ある程度カスタマイズ可能なウェブサイトでブランド認知度を高めたい場合に有利なオプションです。また、ドロップシッピングに参入したいと考えているセラーにとっても、Shopifyはより良い選択肢です。

また、Amazonには世界中に何百万人もの顧客がいるからといって、自動的に成功して売上を上げることができるわけではありません。

販売者になるための参入障壁が低いため、マーケットプレイスでは毎日のように新しい販売者を迎え入れています。

適切な商品を選び、効果的な広告キャンペーンを行って、Amazonでのオーガニックランクを上げるためには、多くの研究が必要です。

ShopifyとAmazonの両方で販売することはできるか?

もちろん可能です。ビジネスやブランドを成長させるためには、販売チャネルを多様化することが常にベストです。

Amazonは、多くの顧客にブランド認知度を高め、収益を上げるのに適しています。一方、Shopifyストアを持つことは、ブランドアイデンティティを確立し、ビジネスを拡大する可能性を秘めています。

両方のプラットフォームで販売する場合は、ShopifyストアとFBA在庫を同期させることができます。これは、AmazonがShopifyでの注文を、Amazonでの注文と同じように発送してくれるということです。

これは、商品数や在庫数が多く、オンライン注文を保管・発送する能力がないブランドにとっては、良い選択肢となります。

どこで売るのか

自身のブランドを完全にコントロールしたいのであればShopifyを、「手をかけずに」オンライン販売をしたいのであればAmazonを選択すべきです。

参考:Amazon FBA vs Shopify in 2021 – Which is Better to Sell On?

さいごに

先にも書いた通り、事業者はAmazon、eBay、Lazada、Shopee、天猫国際、亰東、淘宝網など、すべてのプラットフォームで販売することができます。しかし、プラットフォームが売ってくれるわけではなく、いかにプラットフォーム上でしっかりセールスをするかという経営手腕に関わってくるので、自社に最適なソリューションを選択することが重要になります。


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Writer 横川 広幸

横川 広幸 取締役 越境ECコンサルタント eBayJAPAN創業時に法人営業、マーケティングに従事。eBayに連携した越境ECサイト “Tokyotrad” で日本の仏具を世界86カ国に販売。自らの越境EC成功体験を越境ECアドバイザーとして日本全国でセミナー講演や個別相談を行う。

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