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Shopify(ショッピファイ)とショッピファイ・プラスは何が違うのか

こんにちは。 ジェイグラブの横川です。

現在のECサイトを含むウェブサイトは、HTML、CSSなどのコードなどが占める割合はそれぞれ5%もなく、写真が約5割、動画が約3割となっています。つまり専門的知識はほとんど不要でスタートできるようになっているのです。

そしてサイトのデザインも、検索エンジンとの相性をよく知るプロのデザイナーが作ったテンプレートが有料から無料まで数多く用意され、それを使えばSEOも半ばクリアしてしまいます。
せっかく検索エンジンとの相性を考えたデザインになっているのに、それにあれこれケチつけて、いじくるのは、むざむざとSEOランクを下げに行っているようなもので、悪手中の悪手と言えます。

いまは、良いサイトが欲しければ、良いデザインやレイアウトを考えるより、きれいな写真やユーザーの興味をひく動画を作る腕を上げたほうが早道です。

私達が写真や動画、文章に集中できるようになったのは、構築が楽になるように多くの人の努力があったからです。今回はその中でもそうしたツールの急先鋒である、ショピファイについて、アメリカの経済誌フォーブスがまとめていましたので、紹介します。

Shopify Vs. Shopify Plus

ショピファイ(Shopify)は、あらゆる規模のEC事業者にとって最もよく知られたプラットフォームの1つです。多くの有名ブランドがそのユーザーフレンドリーなインターフェイス、カスタマイズオプション、献身的なサポートを頼りにしており、Eコマースにおける信頼の象徴となっています。

しかし、ビジネスが成長するにつれ、アップグレードの必要性に気づくかもしれません。ショピファイ・プラス(Shopify Plus)は、オムニチャネル・エンタープライズ・プラットフォームを標榜しています。ショピファイとショピファイ・プラスを比較することで、どちらがニーズに合っているのかを判断することができます。

両者の概要

ショピファイの標準的な3つのプラン(ベーシック、スタンダード、プレミアム)は、ユーザーがビジネスを開始、成長、管理するためのプラットフォームを提供します。また、Web、モバイル、実店舗、ソーシャルメディア、オンラインマーケットプレイスなど、さまざまなチャネルで販売することができます。

コーディングの知識は必要なく、ショピファイは最高レベルのカスタマーサポートを24時間365日提供しており、スモールビジネスにとって理想的なセットアップを実現します。企業規模が拡大し、ニーズが変化しても、アカウントの設定を変更するだけで、ショピファイ・アカウントをより高いプランにアップグレードすることができます。

しかし、例えば、パーソナライズされたTシャツが売れ始めたとします。そして、他の商品も追加して、さらに売れ行きが良くなったとします。すると、オンラインショップだけでなく、全国に店舗を展開し、フランチャイズ展開も視野に入れることになります。そんなときは、オリジナルサービスの延長線上にある「ショピファイ・プラス」の出番となりそうです。拡張性とカスタマイズ性に優れた企業向けソリューションとして2014年に発売されたショピファイ・プラスは、ウェブサイトや店舗に関して、ビジネスオーナーにさらなる選択肢とコントロールを提供します。

価格

ショピファイの標準プランは、フラットでわかりやすい価格帯なので、最適なオプションを選ぶのはかなり簡単です。ベーシックは月25ドル、Shopifyは月69ドル、アドバンスは月299ドルです。いずれも14日間の無料トライアルでお試しいただけますので、ニーズや予算に応じて最適なものをお選びください。詳しくはショピファイの価格ガイドをご覧ください。

ショピファイ・プラスの価格は、最終的に支払う料金の合計が販売量に基づくため、標準プランよりも複雑になっています。すべてのビジネスは、標準的なセットアップと統合のために、月々最低2,000ドルを支払うことになります。

ショピファイの特徴

ショピファイは、顧客が満足し、忠実であり続けることを望んでおり、そのため、このプラットフォームは、競争の激しい EC市場でトップクラスの機能を提供しています。まず、プロフェッショナルなテーマ、ブランディング、ドメイン名、ブログなどのカスタマイズを提供し、誰でも簡単にストアを作成することができます。

次に、カート落ちチェックアウトの回復、自動キャリア出荷率、顧客プロファイル、払い戻しなど、さまざまなショッピングカートおよびストア管理オプションがあります。Google Adsクレジット、割引、ソーシャルメディアとの統合など、マーケティングとSEOにも十分なスペースが用意されています。また、分析、モバイルアプリの可能性、様々なレベルの商品構成にアクセスできます。最後に、ショピファイは24時間365日の専用サポートが特徴で、電子メール、ライブチャットなどで対応するサポートチームがあります。

ショピファイ・プラスの特徴

ショピファイ・プラスは、ショピファイの標準的な機能の全てに加え、より高い収益と売上でマーチャントをサポートするための追加リソースが含まれています。ショピファイ組織管理では、組織内のすべての店舗を一カ所から管理することができます。

Shopify organization adminの管理ツールは、ショピファイ・プラスのマーチャントのみが使用できるもので、ユーザー、ストア、ショピファイ・フローがあります。さらに、お客様は高成長ビジネス向けに設計された高度なアプリにアクセスでき、ショピファイ・プラスはカスタムアプリと統合できる追加のAPIコールをサポートしています。。

どちらを選ぶべきか

ECニーズのためのプラットフォームを選ぶとき、予算、カスタマーサポート、契約、追加機能などの要素を考慮することが重要です。そして、ショピファイからショピファイ・プラスへの飛躍を検討する際には、これらの要因の詳細をより深く見て、最終的な決断を左右するのはどれかを見極めることが不可欠となります。

参照:Shopify Vs. Shopify Plus (2022 Comparison)

さいごに

フォーブスによれば、年商100万ドルがショピファイかショピファイ・プラスかの分水嶺だと考えているようです。また、ショピファイでは、公式サイトに決済手数料が表示されていますが、ショピファイ・プラスの場合は国によって異なります。

Writer 横川 広幸

横川 広幸 取締役 越境ECコンサルタント eBayJAPAN創業時に法人営業、マーケティングに従事。eBayに連携した越境ECサイト “Tokyotrad” で日本の仏具を世界86カ国に販売。自らの越境EC成功体験を越境ECアドバイザーとして日本全国でセミナー講演や個別相談を行う。

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