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越境ECブログ

フォード・イタリア、イーベイに出店

こんにちは。ジェイグラブの横川です。

1キロ走るのに、どんだけガソリン食うんだよ!みたいなイメージをアメ車に持っている人は今も結構いるように感じます。「アメ車=燃費超悪い」みたいな。

しかし、それはだいぶ過去の話で、最近のアメ車の燃費はかなり向上しています。日本車の燃費がそれを更に上回っているだけです。

アメ車の代表格のひとつ、フォードのイタリア支社がイーベイ(eBay)にストアをオープンしたというニュースが有りました。イタリアもフェラーリ、ランボルギーニ、マセラティ、アルファロメオ、フィアット、アバルトなどなど有名ブランドの多い自動車大国ですが、そこでの起死回生策なのかもしれません。

フォード・イタリア、イーベイに公式ショップをオープン:カーアクセサリーがオンラインで

自動車メーカーは、顧客との距離を縮め、新しいサービスを提供するために、ますます多くのデジタルツールを活用し続けています。フォード・イタリアは、イーベイ内にショップを正式に開設したことを発表しました。ブルーオーバル(青い卵、フォードのロゴの別称)の顧客は、このeコマース・プラットフォームを利用して、フォードの純正アクセサリーをパソコン、スマートフォン、タブレットPCがあれば、簡単に購入することができます。

購入された商品は、当然ながら購入者の自宅に直送されます。この取り組みにより、自動車メーカーは、従来の実店舗よりもバーチャルな店舗を好む人々にもアプローチすることを可能とし、イーベイのフォード・ストアは、フォード・パートナーズのサービスセンター・ネットワークに加わり、顧客が利用できる購入チャネルのひとつとなります。

このイーベイ・ストア、自転車ラックやルーフラックなどの輸送システムから合金ホイール、インフォテインメント・システム、EVやハイブリッド車用の壁掛け充電ステーションまで、450以上のアクセサリーを一度に見つけることができます。イタリアのフォード・サービス・ディレクターであるヴァレリオ・ブレンシアリアは、次のように説明しています。

現在の社会経済シナリオでは、以前にも増して、市場での成功を目指す企業にとって、変化を目指し、顧客体験を向上させ、プロセスとサービスをデジタル化することが唯一の方向性となっています。特に、オンライン・ショッピングへのシフトが加速しており、コロナ禍では世界レベル(前年比58%増)、イタリアレベル(78%増)でEコマースの売上が記録的な年になると予想されています。イーベイ・ストアでは、このトレンドを取り入れ、お客様のニーズを満たす新しい方法を提供し、ブルーオーバルとコンタクトを取り、フォード純正アクセサリーのあらゆる品質の恩恵を受けることができます。

しかし、ニュースはこれだけでは終わりません。新しいデジタル・チャネルを活用するために、フォード・イタリアは独自のオンライン・ショップも立ち上げたのです。フォード・ショップ・オンラインのプラットフォーム(※)では、顧客がメーカーに直接注文し、自宅や希望するフォード・パートナーに配送することができるようになり、特に専門家による取り付けが必要な場合に便利です。
※調べたところ、ショッピファイ(Shopify)を利用していました。

参考:Ford Italia opens an official shop on eBay: accessories can be bought online

さいごに

これは、海外のEC事情をよく伝えているいいニュースだと思います。

1.フォードほどの大企業でも自社ECサイトだけでなく、マーケットプレイスを利用する。

日本だと、大企業、有名企業の中には、(はっきりと口にはしないものの、態度などから)「なぜウチほどの歴史と知名度のある企業がECモールに出ないとならないんだ」と言わんばかりの結論に至っているところがあるように見受けます。

しかし、世界から見てみると、それこそ「つまらない、チンケなプライド」にしか見えません。
以前のブログでも、海外企業はいざとなれば簡単にプライドを捨てて実利を取りに来ると書きました。「武士は食わねど高楊枝」では生きていけないんです。

2.自社ECサイトもスクラッチなんかしない

そのほうが、コスパだけでなく、その後のメンテナンス、日々の運用まで先々を見据えた時にプラスだと判断しているからです。

以前のビリー・アイリッシュのオンラインストアのときも書きましたが、海外では企業の規模の大小に関係なく、一からエンジニアを擁してオリジナルのサイトを作り上げるなどということはもうしていません。フォードはショッピファイを使用しています。

3.自社ECサイトとマーケットプレイスの併用が結果を得やすい。

自社ECサイトだけではなかなか集客が簡単ではありません。しかし、マーケットプレイスならもともと人が集まっているので、購入してもらえる機会は高まります。ゆえに、自社サイトとマーケットプレイスの併用をする海外企業が多いのです。

4.アマゾンではなくイーベイを選んでいる理由(想像)

フォード・イタリアがマーケットプレイスを利用するとして、なぜeBayを選んだのか?これは気になるところです。参照した記事でもそのあたりに触れていないので、真相はわかりません。しかし、想像はできます。

アマゾンだと、国際取引率が3割なので、取引の7割近くが国内消費になってしまうが、イーベイだと国際取引率が6割強なので、1つのアカウントで海外からの注文も期待できる。

といったあたりだと思います。
フォードのような世界展開をしている企業の商品は、世界のどこを走っている車でも共通したパーツを使っていますから、各国ごとにアカウントを作って管理するより、1つのアカウントで全世界カバーできる方が効率的です。全世界をターゲットにするならイーベイの方でしょう。


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Writer 横川 広幸

横川 広幸 取締役 越境ECコンサルタント eBayJAPAN創業時に法人営業、マーケティングに従事。eBayに連携した越境ECサイト “Tokyotrad” で日本の仏具を世界86カ国に販売。自らの越境EC成功体験を越境ECアドバイザーとして日本全国でセミナー講演や個別相談を行う。

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