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こんにちは。ジェイグラブの横川です。
SDGsを取り入れるのが今後のECのトレンドになることは、数年前から言われていました。リサイクルやリユースに貢献しているということで、イーベイ(eBay)はヨーロッパで表彰されています。
また、ヨーロッパでは、まことしやかに「鉄道で2時間半以内で移動できる範囲での飛行機の利用を禁ずる」とか、「住まいから遠い地域や国からものを買うときは送料を高くする」というような法案の議論もあるというニュースを数年前に読みました(実際にこの法案が議題に上がったら航空会社の反発は必至ですし、日本にとっても不利なので、おそらく「燃料など、地球環境を考えた動きを見せなければ、本気でこの法律やるぞ」というブラフでしょう。航空会社などに本気で環境を配慮した運営のアイデアを出させようとしているのではないかと考えています)。
日本でも大企業がSDG’sを意識した企画やリリースを続々出してきていますが、ファストファッションのH&MもEC用パッケージを徐々に変更していくようです。
H&Mグループ、Eコマースチャネルでリサイクル可能な紙製パッケージを試験的に導入
プラスチック廃棄物の削減を目指し、H&MグループはEC向けにリサイクル可能な紙製パッケージを試験的に導入しています。
これまで、この新しいパッケージング・ソリューションは、H&MのブランドであるCOS、ARKET、Monki、Weekdayによって、数百万人の顧客に導入されています。
H&Mのメインブランド自体も、一部の市場で導入を開始しており、今後数ヶ月のうちに展開を拡大する予定とのことです。また、今年の初めには、ブランド「&Other Stories」もこの取り組みに参加する予定です。
新プロジェクトのオーナーであるハンナ・ルミケーロは「私たちは、お客様にも環境にもより良いパッケージを導入しています。物流のサプライチェーン全体でプラスチックの使用を置き換える努力を続ける必要があるため、すぐに改善されることはないでしょう。
しかし、この新しいマルチブランドパッケージを導入することで、外側のプラスチックを紙に置き換えるという大きなインパクトを与えることができるのです。これは長い旅路の小さな一歩なのです。」と述べている。
H&Mは、このソリューションにより、遅くとも2025年までにパッケージを25%削減し、再利用可能、リサイクル可能、または堆肥化可能なパッケージを設計するという、パッケージに関する循環戦略の目標達成に貢献することを期待しています。
これらの目標は、エレン・マッカーサー財団の「New Plastics Economy Global Commitment」や、ファッションパクト、キャノピーのイニシアチブ「Pack4Good」と連携しており、店舗でのプラスチック製ショッピングバッグの大半を撤去し、紙製に切り替えることにつながったと同社は述べています。
他の行動と合わせて、同グループは2019年中にプラスチック包装の4.7%削減(1000トン以上のプラスチックに相当)に貢献したと報告しています。
参考:H&M Group tests recyclable paper packaging for e-commerce channels
さいごに
越境EC未経験の方や始めたばかりの方にとっては不安だらけだろうと思います。
特に物流は日本の業者のような丁寧な仕事をしないので、梱包には気をつけないとと思うことでしょう。
でも、1泊2日の旅行に行くのに、バカでかいボストンバッグに大量の荷物を詰めないように、割れ物など、一部の商品を除けば、そんなに神経質になる必要はありません。
私はいままで、100均で売っている梱包シートと封筒という梱包でトラブったことはありません。割れ物のときは気を使って梱包しますが(一度、割れ物を送って、それが割れていてクレームになりましたが、それ以降独自に研究して割れない梱包を編み出し、それ依頼一度もトラブルを起こしていません。(これは、ここにたどり着くまでの時間と経験という無形の財産でもあるので、ここでタダでは教えませんが^^;)