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越境ECブログ

5分の4の消費者はECモールに大満足

こんにちは。ジェイグラブの横川です。

海外の消費者の行動パターンが理解できる調査結果です。これによると、自社サイトよりもECモールであることが証明されています。ここでいうECモールとは、日本の中小企業に成り代わって代行で海外に売ることを約束している単体サービスでモールと謳っているものではありません。

これにより、消費者が商品に出会う最初の場所はECモールだということがはっきりしました。これは、弊社が自社サイト単体ではなく、モールと併用せよといい続けてきたことが正解だったことを示しています。この自社サイト&ECモール併用についてはセミナーも行っていますので、気になる方はぜひチェックしてみて下さい。


消費者の10人に8人がオンライン・マーケットプレイス・ショッピングに満足

自宅に居ながらにして買い物ができる利便性から、消費者の間でオンライン・マーケットプレイスの人気が高まっている。

PYMNTSインテリジェンスとAdobeが共同で作成した「消費者がブランド、小売業者、マーケットプレイスで買い物をする原動力」で詳しく述べられているように、オンラインマーケットプレイスで買い物をする際、消費者のかなりの割合(約80%)が高い満足度を示しており、小売業者のサイト(76%)やブランドのウェブサイト(72%)で買い物をする消費者よりも高い満足度を示しています。

3,500人以上の米国消費者を対象に、オンラインショッピング時の行動、選択、行動を調査した本レポートによると、オンラインマーケットプレイスでの消費者の満足度が高いのは、ブランドサイトや小売サイトでの消費者に比べて、平均してより多くのオンライン機能を利用しているためと考えられます。

具体的には、消費者はオンライン・マーケットプレイスが、ブランドサイトや小売店サイトに比べて、迅速な配送、送料無料、幅広い商品バリエーションなど、より優れたオンライン機能を提供していると認識している。

調査データはまた、消費者の満足度が商品カテゴリーによって異なることも明らかにした。家庭用品、電化製品、食料品は、どこで購入したかにかかわらず、常に高い満足度を得ている。しかし、衣料品とアクセサリーは消費者の満足度に大きな開きがあり、オンライン・マーケットプレイスでの消費者は、ブランドサイトでの消費者に比べて満足度が高いと回答している。

興味深いことに、若い消費者、特にジェネレーションZは、小売業者のサイトよりもブランドのサイトから直接購入することを強く希望している。Z世代の消費者は、ブランドのウェブサイトが提供する信頼性とカスタマーサービスを高く評価しており、この行動を促す重要な要因として信頼が浮上している。このようにブランドのウェブサイトを好む傾向は、若い消費者を惹きつけようとするブランドにとって、信頼を築くことの重要性を浮き彫りにしている。

消費者はまた、節約、品揃え、手間のかからない体験に関する特徴も、店舗選びに影響力があると考えている。これらの弱点に効果的に対処し、シームレスなオンライン・ショッピング体験を提供できるブランドは、継続的な顧客ロイヤルティとエンゲージメントを育む可能性が高い。

結論として、本レポートの調査結果は、消費者のニーズと嗜好を満たす上で、オンライン・マーケットプレイスが重要な役割を果たしていることを示している。約80%の消費者がオンライン・マーケットプレイスでのショッピングに高い満足度を示していることから、これらのプラットフォームが消費者の心に響く機能の実装に成功していることがわかる。

競争の激しいオンライン・マーケットプレイスにおいて、顧客満足度を高め、長期的なロイヤリティを育成しようとするブランドにとって、重要なのは、これらのプラットフォームの成功事例からヒントを得て、進化する顧客の期待や嗜好に応えるために、同様の消費者中心の機能を取り入れることにある。

参考:8 in 10 Consumers are Highly Satisfied With Online Marketplace Shopping


おわりに

個人的な経験になりますが、個人的には海外の個人商店のサイトから買い物を定期的にしているものがありますが、初回はECモールでした。スマホを変えるたびにスマアクセサリーのデザイナーサイトから購入したりしますが、やはり最初の出会いはECモールでした。したがって、このデータはかなり信憑性が高いと感じています。

また、冒頭で書きましたが、代行販売サイトは、日本国内の玉石混交の商品をまとめているので、その意味ではECモールと言えますが、AmazonやeBayのようなモールとは意味が違います。したがって、代行販売を検討する際は、どういう性格のものか、どういうオプションがあるかなど、しっかり見極めましょう。

ちなみに、弊社が展開するジェイグラブモールは、この調査結果にもぴったり沿う内容になっています。

Writer 横川 広幸

横川 広幸 取締役 越境ECコンサルタント eBayJAPAN創業時に法人営業、マーケティングに従事。eBayに連携した越境ECサイト “Tokyotrad” で日本の仏具を世界86カ国に販売。自らの越境EC成功体験を越境ECアドバイザーとして日本全国でセミナー講演や個別相談を行う。

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