こんにちは。ジェイグラブの横川です。
欧米での調査ですので、これがまるっきり日本の企業に当てはまるわけではないのですが、面白い調査結果ですので、紹介いたします。
16%の製品がオンラインで在庫切れ
オンラインショップでは、16%の商品が品切れとなっているというデータがあります。一方でイギリスとオランダは、商品の入手性が最も優れています。なお、Googleショッピング、Facebook商品広告、Amazonは、世界中のECセラーの広告チャネルのトップ3である。
これらは、「フィードマーケティングレポート2022」の結果の一部です。データフィード・ウォッチの調査には、イギリス、デンマーク、スウェーデン、ドイツ、オランダなど世界50カ国以上、15.000以上のオンラインショップの商品データが含まれています。
イギリスとオランダの商品入手性
この調査では、販売者の商品ラインナップ、広告チャネル、商品リストのエラーについて調査しています。それによると、16%の商品が在庫切れになっています。米国と並んで、イギリスとオランダが最も商品の入手性が良い。
イギリスとオランダは、最も多くの商品を在庫しています。
ドイツとフランスは平均以下のスコアで、15%以上の製品が入手できない状態です。商品不足が多いのは、「車と部品」(57%)、「スポーツ用品」(40%)、「カメラ」(22%)という商品カテゴリーです。
GoogleショッピングとFacebook広告が最も人気
マーケティングに目を向けると、平均的なオンラインショップは3.2チャネルで広告を出しています。大規模なショップ(商品数10,000以下)では4つのプラットフォームを使用し、小規模なショップ(商品数500以下)ではGoogleやFacebookなど2つのチャネルを使用しています。
Google ShoppingとFacebook Adsが最も人気がある。
10店舗中9店舗がマーケティングに検索エンジンを利用し、半数以上がソーシャルメディアに広告を掲載しています。ECの上位3チャネルは、以下の通りです。Google Shopping、Facebook Product Ads、Amazon。
Shopifyユーザーのデータエラーは最も少ない
残念ながら、商品出品の7%はデータエラーが原因で非承認となっています。そのうち5人に1人は、配送の問題や画像の問題によるものです。例えば、商品画像が小さすぎる、または欠けているなどです。ショッピファイのユーザーは商品リストのエラーが最も少なく(5パーセント)、次にBigcommerce(7パーセント)、WooCommerce(8パーセント)が続いています。
参考:16% of products online out-of-stock
おわりに
この結果を受けて、日本の越境EC企業ではどんな感じになるか、考えてみました(データが無いので個人的な感想です)。
在庫切れについては、日本の場合、極端になるのではないかと思っています。不安があるというのは理解できますが、日本の企業は海外と比較すると、非常に臆病な人が多いので、在庫切れに関しては細心の注意を払うでしょう。そのため、在庫切れ率は低いような気がします。
一方で、ビビリも究極まで行くと、英語のメールはオールスルーという人もいまして、そうなると、商品が売れていて「Congratulations!」というメールがきているのに、速攻でゴミ箱に送ってしまう人もおり、売れてても気づかないという強者もいます(そこまで怖いならなぜ越境ECをやろうと考えたのかと問い詰めたい気分です)。このタイプはサイトを放置しがちなので、在庫切れ率も高めてしまうでしょう。