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越境ECブログ

SNSを利用したEC事情@ベトナムー1ー

こんにちは。ジェイグラブ・スペイン特派員の渡部です。

今回は、スペインでもヨーロッパでもなく、ベトナムのお話です。

パンデミック、欧米のインフレ、そして昨年から続くロシア・ウクライナ情勢などの影響で、各国の経済が伸び悩む中、今最も活気があるのは東南アジア諸国ではないでしょうか。

今回取り上げるベトナムに特化してメディアに目を通すと、現地メディア『Viet Nam News』によれば、「ベトナムは非常に勢いがあり、GDP成長率の点で多くの地域を上回っている。」と、昨年11月、HSBC(香港上海銀行)がハノイで開催した「マーケットアウトルック2022」のセミナーでCEOであるティム・エバンス氏が語り(※1)、中央経済管理研究所(CIEM)と計画投資省が、ドイツ国際協力銀行(GIZ)と共同で開催した、2022年のベトナム経済と2023年の展望に関するセミナーでは、「ベトナムの経済状況は昨年肯定的な結果を達成し、GDP成長率は 2011年から2022年までの期間で最高の8.02%に達し、国会が提案した目標の6.5%をはるかに上回った。インフレ抑制は3.15%と、目標の4%以下に達し、マクロ経済は維持された。」とCIEMのトラン・ティ・ホン・ミン所長が述べるなど(※2)、昨年はベトナムにとって好景気の年であったことがうかがえます。

さらに、昨年ベトナムから我が社にインターンシップで来ていたイェンさんが、日本滞在中にとても興味深いレポートを作成してくださいました。

社内だけで読むにはとても勿体ないほど充実した内容でしたので、シリーズでここにご紹介したいと思います。

それでは、これらベトナムの最近の経済背景を踏まえつつ、イェンさんのレポートを見ていきましょう。

今後皆さんの、アジア、特に東南アジアにフォーカスした越境ECビジネスの参考になれば幸いです


はじめに

DataReportalの「Digital 2022 Global Overview Report」によれば、世界には46億2,000万人のソーシャルネットワークサービス(SNS)ユーザーがいて(2022年1月時点)、これは世界の総人口の58.4%にあたります。

シンプルにイメージすれば、世界中の2人に1人(以上)が、スマートフォンやタブレット、パソコンで何らかのSNSサイトを利用しているということになります。

電子商取引プラットフォームに加えて、SNSは、オンライン ショッピングのためのベトナムのソーシャル コマースの最も一般的なチャネルの1つとして認識されています。

最近のStatistaのレポートによると、ベトナムのソーシャル コマースは、2020年のベトナムの220億米ドルのオンライン小売経済の31.81%を占めています。

出典:Bain & Co.
東南アジアにおけるソーシャル メディアとeコマース (ソーシャル コマース)

このレポートは、他のプラットフォームと比較して、ベトナムの消費者のSNSショッピングによる規範と洞察をさらに理解するために実施されます。

I. ベトナムのSNS

アクティブなソーシャルメディアアカウントの数は、インターネットユーザーの数と同じです。 消費者がソーシャルメディアで絶え間なく存在するため、ECプラットフォームに次いで2番目に大きなオンラインストアのマーケットプレイスになりました。

Facebookはオンラインショッピングの主要なプラットフォームであり、Instagram、Zalo、Instagramがそれに続きますが、Tiktokが特に若者の間で人気を博したため、シェアをいくらか失いました。

出典:Q&Me

【SNSプラットフォーム】
ベトナムSNSシェア

出典: Similarweb

続きはまた次回をお楽しみに!

Writer 横川 広幸

横川 広幸 取締役 越境ECコンサルタント eBayJAPAN創業時に法人営業、マーケティングに従事。eBayに連携した越境ECサイト “Tokyotrad” で日本の仏具を世界86カ国に販売。自らの越境EC成功体験を越境ECアドバイザーとして日本全国でセミナー講演や個別相談を行う。

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