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ベトナムのオンライン・バイヤーの84%が製品の品質に懸念を抱く

こんにちは。ジェイグラブの横川です。

東南アジアのECの優等生として評価されていたベトナムですが、その通り、非常に盛り上がってきており、同時にユーザーのECに対する懸念などもEC先進国と同じレベルになってきました。


ベトナムのオンライン・バイヤーの84%が製品の品質に懸念を抱く

ニールセン・ベトナムとGfKがこのほど発表したスマート消費者行動に関する報告書によると、消費者の60.7%が毎週オンラインで買い物をするようになり、デジタル経済がベトナムの主要な原動力の一つとなっている。

デジタル経済によるGDPへの貢献は、平常時で10.4%に達する見込みだが、好況時には19.9%、躍進時には26.2%に達する可能性がある。

報告書によると、ベトナム人の64%が不況だと考えており、55%が不安を感じている。

このような状況では、オンライン・ショッピングは消費者は全般的に支出を減らし、財布の紐を締めるための良い解決策となる。消費者はオンライン・ショッピングでフラッシュ・セールを行う店を選び、ショッピング・カートのコストをコントロールし、好みを求めることができる。また、直接店に行く必要がないため、交通費も節約できる。

しかし、消費者はオンラインで購入する商品の品質についてまだ不安を持っている。

消費者は、オンライン・ショップで良い価格の商品を見つけられることを知っており、最安値で最高の商品を見つけるために、さまざまなEコマース・チャネルや店舗で価格を比較する傾向がある。

加えて、消費者がオンライン・ショッピングを選ぶのは、Eコマースによって、オフライン・ショッピングよりも良い価格で、いつでも何でも買うことができるからである。また、消費者はさまざまな支払い方法や便利な配送サービスを選ぶことができる。

したがって、企業や小売業者はITアプリやeコマースに投資する必要がある。企業の21%がITインフラとEコマースへの投資は高い効果をもたらすと回答している。

ニールセン・ベトナムによると、最優先事項の1つは、企業がウェブサイトを構築するために適切なeコマース・プラットフォームを選択する必要があることである。技術的要因、規模、予算に加え、GMV(商品総価値)も重要な基準です。

Eコマース・プラットフォームを選択した後、企業はサプライヤーと協力し、彼らがオンライン・ビジネス活動を理解していることを確認する必要がある。

消費者の92%がオンライン・ショッピングを選択する理由は、面白い体験ができるからである。したがって、インターネット・ユーザーやモバイル・バンキング利用者が増加している現在、DXは行政の最優先事項のひとつである。

また、企業はZ世代にアプローチするようアドバイスされている。彼らの68%が毎日ソーシャルネットワークを利用しているからだ。

参考:84% of online buyers in Vietnam worry about product quality


まとめ

ベトナムは、政府がECにかなり力を入れており、ECプラットフォーマーが林立しています。ユーザーのリテラシーも急速に高くなっています。6年前にはベトナムまで来て、ベトナム人にECについて教えてあげてほしいという依頼があった程でしたのに、この急成長は隔世の感があります。

Writer 横川 広幸

横川 広幸 取締役 越境ECコンサルタント eBayJAPAN創業時に法人営業、マーケティングに従事。eBayに連携した越境ECサイト “Tokyotrad” で日本の仏具を世界86カ国に販売。自らの越境EC成功体験を越境ECアドバイザーとして日本全国でセミナー講演や個別相談を行う。

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