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東南アジアNO.1成長のシンガポールはまだ伸びる! / Shopee(ショッピー)Lazada(ラザダ)

こんにちは。ジェイグラブの横川です。

東南アジアはECの成長率が著しく、将来性の高い地域です
特に、フィリピンやインドネシアのような島国がITインフラと物流インフラを整え始めていることがEC成長に寄与しました。

そして、国土も人口も小さいシンガポールが、新型コロナでECにシフトした結果、驚異の成長率を見せ、東南アジア全体が急伸しました。

(ただし、まだ発展の途上にあるので、やるべきことをやらずに東南アジアに進出すれば大儲けという夢を描くのは、甘いです)。

今回は、そのシンガポールに焦点を当てた記事を紹介します。

シンガポールEC市場は2025年に100億米ドル突破と予測される

シンガポールは主要なeコマース市場として進化を続けており、CAGRで2021年の78億シンガポールドル(59億米ドル)から2025年には142億シンガポールドル(107億米ドル)まで成長すると、データ・分析大手のグローバルデータ社は予測しています。

グローバルデータ社のE-Commerce Analyticsによると、この力強い成長は、個人消費の増加、政府の支援、オンラインショッピングへの嗜好の高まりに支えられていることが明らかにされています。

グローバルデータ社のペイメントシニアアナリストは、
「シンガポールにおけるECの売上は、新型コロナのによって悪影響を受け、消費者はこの危機の中で慎重に行動するようになりました。パンデミックは旅行や宿泊といった高額商品の購入にも影響を与え、2020年のEコマース売上にさらに影響を及ぼしました。しかし、新型コロナの規制緩和と経済の回復により、2021年に市場は回復しました。」

グローバルデータ社のE-Commerce Analyticsによると、Eコマース売上は2022年に18.3%成長し、92億シンガポールドル(70億米ドル)に達すると推定されている。

棒グラフは売り上げ総高、折れ線グラフは成長率

前述のアナリストはさらに「新型コロナはEコマースの成長に影響を与えましたが、ソーシャルディスタンスと三密回避により、消費者は日常的な買い物であってもオンラインチャネルを利用するようになりました。実店舗がオープンしても、消費者の購買行動の変化は続いているのです。」と続けた。

シンガポールでは、補助金を出すことで、中小企業のEC導入を促進するためのさまざまな取り組みも行っています。この「Eコマース・ブースター・パッケージ」の一環として、政府は、ラザダ(Lazada)、ショッピー(Shopee)、ザローラ(Zalora)などのECプラットフォームを通じてオンライン販売する小売業者に対して補助金を提供しました。対象となる小売業者には、設立・販売費用の最大80%(上限8,000シンガポールドル[6,052.89米ドル])が補助の対象とされました。

オンラインショッピングの成長は、同国のECの成長にも寄与しており、グローバルデータ社の2021年金融サービス消費者調査のオンラインショッピングの項目によると、シンガポールにおけるEC売上高のうち、決済でクレジットカードが占める割合は43%でした。

さらに、ペイパル(PayPal)、アップル・ペイ(Apple Pay)、グラブ・ペイ(Grab Pay)※、グーグル・ペイ(Google Pay)などのデジタル決済ソリューションが国内で脚光を浴び、合計で市場シェアは2020年の27.6%から30.6%に拡大しています。消費者がパンデミックの中でECを受け入れ続けているため、これらの決済ソリューションは大きな恩恵を受けることになるでしょう。
※Grabは東南アジアの配車システム。

アナリストは「パンデミックによって、消費者支出の減少が主な原因でeコマース市場の成長は一旦は頓挫しましたが、消費者の購買行動がオンラインチャネルにシフトしたことも事実です。これは、政府の積極的な取り組みと相まって、今後数年間、同国の電子商取引の成長を支えるでしょう。」と締めくくった。

参照:Singapore e-commerce market to surpass US$10bn mark in 2025, forecasts GlobalData

さいごに

日本も越境ECなどに補助金を出し続けていますが、シンガポール政府もECに対して出していたようですね。日本よりも成果が出ているのは、日本がIT後進国だからというのもありますが、シンガポール人は英語話者が多いとか、変化を認めたら動きが早いというのもあるでしょう。しかし、おそらく、不安、恐怖心に打ちのめされ、(社会風土のせいもありますが)責任を取らずに済む方向に腐心する日本人と異なり、担当者の熱量が違うのかもしれません。

「何かあったらどうしたらいいのか?」と悩みはじめて安心するまで一歩も前進できない日本人と、(あくまで例え話ですが)「何かあったら、そのときはその時。その時に対処すればいいし、指摘してきた人に聞けばいいし、そもそも知らなかったんだからしょうがないと開き直ればいい。」くらいの肝のすわり方をさせる海外の人との差というのが一番大きい気がします。

東南アジアには中華系の販売者が多くいます。そしてそういう方々はガツガツ行きますからね。越境ECをやるということは、そういった人たちの中で戦っていくということです。国内の感覚を打ち出し、気後れしてたらうまくはいかないのです。パソコンの前に座ったら、頭の中を海外モードに変えましょう。繰り返し言っていますが、「知識を豊富に持つより意識の持ちよう」の方が成功するには重要です。

Writer 横川 広幸

横川 広幸 取締役 越境ECコンサルタント eBayJAPAN創業時に法人営業、マーケティングに従事。eBayに連携した越境ECサイト “Tokyotrad” で日本の仏具を世界86カ国に販売。自らの越境EC成功体験を越境ECアドバイザーとして日本全国でセミナー講演や個別相談を行う。

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