jGrab

越境ECブログ

eBay(イーベイ)、2週間以内に手数料値上げへ

こんにちは。ジェイグラブの横川です。

インフレの影響もあると思いますが、eBayが手数料を値上げすると発表しています。
アメリカのユーザーに対しとありますが、これは、アメリカに住所があるという意味ではなく、一般的には、アメリカのイーベイでIDを取ったユーザーという意味です。なので、大半の日本人ユーザーも当てはまります。


eBay、米国セラーの販売手数料を2週間以内に値上げへ

eBayは2月1日に、2023年2月15日から米国の出品者の手数料を一部引き上げると発表しました。 eBayの「販売手数料」は手数料と支払い処理手数料を合わせたもので、同社は1つのカテゴリーにおける最大引き上げ率は0.35%であると述べています。一部のカテゴリーでは、変更はないようです。

ほとんどのカテゴリーでは、手数料が12.9%から13.25%に引き上げられ、書籍やメディアの販売者は、14.6%から14.95%に引き上げられます。

eBayは2月1日、「2023 Winter Seller Update」の一環としてこの発表を行います。

他に、手数料に関するより積極的な変更点として、eBayは、売り手が買い手に自発的に返金する場合、注文ごとに30セントの手数料(実質的には支払い処理手数料の一部)をより多く返金する予定だとのことである。

「昨年、私たちは、商品を発送する前に買い手のキャンセル要求を承認した場合、注文ごとの0.30ドルの手数料を返金することを発表しました。昨年、出品者から寄せられた好意的な意見に基づき、出品者が購入者に対して優れたサービスを提供した場合、全額返金することで、注文ごとの手数料の還元を拡大することにしました。2023年2月15日以降、購入者が以下の理由で商品を返品した場合、自主的に返金を行った場合の0.30ドルのクレジットを拡大します。」

eBayはまた、オークション形式の出品におけるBuy It Now出品アップグレードと、”Scheduled listing “アップグレードの課金を停止する予定です。

eBayはさらに、特定のオプションのアップグレード料金の請求方法を変更します。例えば、「ボールドとギャラリープラスの出品アップグレード料金は、オークション開始価格またはBuy it Now出品価格に基づいて請求されなくなります」。

参考:eBay to Raise Selling Fees for US Sellers in 2 Weeks


おわりに

プラットフォーマーが値下げするというのはなかなか考えられないのですが、売り手が積極的に返金した場合は30セントほど多めに手数料を戻すというのは、性善説に基づいて運用するというeBayの創業当時の憲章的なものに立ち返っていますね。

Writer 横川 広幸

横川 広幸 取締役 越境ECコンサルタント eBayJAPAN創業時に法人営業、マーケティングに従事。eBayに連携した越境ECサイト “Tokyotrad” で日本の仏具を世界86カ国に販売。自らの越境EC成功体験を越境ECアドバイザーとして日本全国でセミナー講演や個別相談を行う。

SEARCH

CATEGORIES

MOST READ

ARCHIVE