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オンラインB2Bサイト検索におけるAIの役割の拡大をどう見るか

こんにちは。ジェイグラブの横川です。

AI(人工知能)のニュースと言うと、メディアなどが生成AIが人間の真偽の判断を狂わせるようなものを作り出すことで、社会的混乱を引き起こしてしまったようなケースを取り上げるので、ネガティブな反応する人もでてきていますが、馬鹿とハサミは使いようと昔からいうように、上手く使えば仕事の効率を飛躍的に向上させます。BtoCでは、面倒くさい作業の代表格である、ささげ業務(撮影、採寸、原稿の頭文字をつないだもの)をAIに任せることで非常に楽になってきています。

今回はBtoBの分野でもAIを利用して効率的に進めていく企業が海外では増えていることを示すデータがあることを伝える記事を紹介します。


B2Bサイト検索におけるAIの役割の拡大をどう見ているかを示す

B2Bのeコマースが増加傾向にあることを示す業界調査レポートが発表された。調査結果は、B2B eコマースのトレンドとB2B検索における人工知能(AI)に焦点を当てている。その中でレポートはは、デジタル・ファーストのバイヤーが増加し、シフトが続いていることを指摘している。

また、サイト内検索アプリケーションのプロバイダーであるアルゴリア社が700のB2B企業を対象に行った調査では、B2Bバイヤーがオンラインでセラーとどのように関わるかを定義する上で、AIが果たす役割がますます大きくなっている可能性が高いことも示している。

B2B検索におけるAIに関する調査結果

ECサイトの動向とオンラインB2Bの検索におけるAIに関する報告書の調査結果のうち:

  • 回答者の69%は、収益と利益率の拡大を今後の中核的な事業目標としており、半数以上(53%)は、対面販売からeコマース・チャネルへの収益の移行を目指している。
  • B2Bの意思決定者は、オンライン・チャネルを選択する顧客の58%が頻繁に購入し、少なくとも週に1回以上eコマース・ポータルを通じて購入していることを示している。
  • 回答者の86%は、検索ソリューションの購入イニシアチブの最重要項目としてAIを挙げている。
  • 調査によると、組織の46%がAIをバイヤーのパーソナライゼーションを特定するために使用し、手作業と関連コストの削減(42%)、商品発見結果の精度と関連性の向上(38%)がそれに続く。
  • 回答者の約半数(45%)は、競争が激化する市場において、検索によって際立つことができると考えている。さらに41%は、高まる顧客の期待に応えるのに役立つと回答している。34%は検索を活用してオンラインプレゼンスを拡大し、eコマースの売上を伸ばしたいと考えている。
  • 43%は検索ツールやアプリケーションの活用を計画している。

B2B検索におけるAIのレポートが意味するもの

アルゴリア社のジョン・スチュワートは、「調査の結果、B2B eコマース企業の86%は、オンライン市場シェアを拡大し、競争の激しい業界で際立つために、買い手の意図を真に理解する革新的なAI検索プラットフォームを採用する準備をしているという傾向が見て取れます」と述べた。

参考:Algolia survey shows what it sees driving growing role for AI in B2B site search


おわりに

まず、(何年も前からデータはありましたが)海外ではBtoBもかなりの割合でオンラインで行いたがる企業が増えていることがわかります。
そして、ここに来てAI活用です。AIを上手く使えるかどうかは「プロンプト(AIに出す指示)」にかかっています。

Writer 横川 広幸

横川 広幸 取締役 越境ECコンサルタント eBayJAPAN創業時に法人営業、マーケティングに従事。eBayに連携した越境ECサイト “Tokyotrad” で日本の仏具を世界86カ国に販売。自らの越境EC成功体験を越境ECアドバイザーとして日本全国でセミナー講演や個別相談を行う。

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