※写真はイメージです(PHOTO BY Sundry Photography)
こんにちは、ジェイグラブの横川です。
越境ECを始めるにあたって、日本国内でのECを経験している方が、サイト運営や海外ECモールについても直感で操作しやすいので、上手くスタートを切りやすいという面はあると思いますが、国内EC経験がない人が、いきなり越境ECを始めても成功しないということは全くありません。
とはいえ、やはり越境ECは国内ECとは異なる側面も多いため、越境ECに慣れるまでが早いほうが有利と言えます。この「越境ECに早く慣れる」ですが、これを達成するには、売る前に買ってみるということを経験するのが早道です。
- 企業サイトで買うことと、ECサイトで買うことで心理的にどんな差があったか
- 良かれと思って入力した単語で目的の商品が探せなかった
- 同じ商品を売っている複数事業者から、何を基準に買いたいと思う事業者を決めたか
- 購入プロセスを確認してみる
- 購入から商品到着までの心理の観察
上記は一例ですが、買ってみるという行為を行うときだけでもこれだけのチェックをすることが出来ます。そして買い手の気持ちがわかるようになるので、売り手に回ったときに売れすくする工夫というものができるようになります。4年前に書いていますが、ロールプレイングは大切です(参考:百聞は一見に如かず。ロールプレイングしてますか?)。
しかし、日本人は内弁慶な人が多いので、初めてやることについては腰が引ける人が多いです。そこで、まずは、ECモールなど、大丈夫そうなところから始めてみるというのが良いでしょう。
先日、海外のモダン・リテールという情報サイトの記事に「かねてから『(アメリカ大手のスーパーマーケットの)ターゲットは余剰在庫をeBayなどで売っているのではないか?』という疑いがネット上であったが、どうやらほぼ事実だったようだ」という記事を掲載しました。
実際はターゲットそのものが売っているわけではなく、ターゲットと関連する引取業者などがターゲットの製品を専門に売っていたようなのですが、こうしたことは特に珍しいことではなく、TJマックスやバーリントンなど、同業他社もやっているようです。
記事では、eBayのBullseye Dealsという、2013年から稼働しているIDがそれではないかとのことです。
すでにアメリカ人でターゲットを知らない人はいないので、オンラインで販売する際に余計な説明は不要なため、説明文は短めなようです(ストア情報には「再販 – 再利用 – リサイクル」としか書いてない)。ここから、ブランディングに成功していれば多くを語る必要もないが、海外での認知度が低ければ、多くを語る必要があることが理解できます。
本当は、こういう信用できるIDから買ってみて経験をしてみるというのをおすすめしたかったのですが、アメリカ以外の国に発送してくれそうにないので、他の売り手で経験してみてください。
参照:Is Target selling its excess inventory on eBay & Poshmark?