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国際クーリエを中心に送料値上げ(海外)UPS DHL USPS FedEx EMS

こんにちは。ジェイグラブの横川です。

今日、ブログに書くのは、海外での物流事情の話ですので、現時点で日本の事業者に影響するものはあまりありません。しかし、この流れは、いずれ日本にも波及する可能性があるため、一旦情報として記録しておこうと思います。

2022年、配送料が値上げされる

2022年に大手運送会社による新しい配送料が登場します。UPSはすでにいくつかの料金改定を実施しました。

昨年のホリデーシーズンは、輸送業者がボトルネックになることを回避するための準備を整え、ある程度のギフトは時間通りに届いたため、予想されていたような大きな混乱はありませんでした。主要な物流キャリアは、物流ネットワークのインフラを改善するために多額の資金を費やし、季節労働者の募集を早めに開始していたのです。

それでも、2021年は消費者が早めに買い物をするようになり、サプライチェーンの問題から小売店の棚が空っぽになったり、オンラインストアで品切れのメッセージが表示されるなど、異変が起きていました。

2022年には、すでに発表されていますが、多くの値上げが行われます。ここでは、今後数週間の間に予想されることを簡単に説明します。

輸送事業者別送料値上げ

USPS

Postal Regulatory Commissions (PRC)は、2022年1月9日より、オンラインセラーやマーケットプレイスのセラーが利用する最も人気のある配送サービスを含む、US Postal Serviceの料金値上げ要求を承認しました。

プライオリティ・メールとプライオリティ・メール・エクスプレスは平均3.1%の値上げとなります。
ファーストクラスパッケージは、平均8.8%の値上げとなります。
プライオリティ・メール・インターナショナルは平均3.7%の値上げとなります。
ファーストクラスパッケージ・インターナショナルサービスは平均4.2%の増加
USPSは、新しいNon-Standard FeesとDimension Noncompliance Feeの値上げの実施も1月9日に予定していたが、年4月3日まで延期しました。
※可能性の話ですが、日本郵便、およびアラウンド・ザ・ワールド社のサービスなどを使う場合、大きく影響してくる可能性があります。

UPS

UPS GroundとUPS Airの公示運賃が平均5.9%上昇しました。この調整は、すでに2021年12月26日(日)に発効しています。付加価値サービスおよびその他の料金の新料金も、同様に今週からすでに発効しています。

2022年1月9日、UPSは上記の値上げに加え、新たに拡張エリアサーチャージも追加する予定です。

フェデックス(FedEx)

2022年1月3日以降にフェデックスは、FedEx Ground、FedEx Express、FedEx Home Deliveryのサービスを平均5.9%値上げ予定です。FedEx Ground Economy(旧FedEx SmartPost)は平均6.9%値上げします。

1月下旬には、フェデックス フレイト、国際配達地域外割増金、配達・返品手数料、取扱手数料およびサイズ超過手数料など、その他のサービスの運送料金も値上げする予定です。

DHL

2022年1月1日にDHL Expressは公表料金を平均5.9%値上げしました。同社によると、一部のオプションサービスやサーチャージも同様に引き上げられるという。

アマゾン(Amazon)

小包輸送業者というわけではありませんが、同社のフルフィルメントサービスは、オンラインセラーに非常に人気があります。1月18日、アマゾンはフルフィルメント料金の一部を値上げします。フルフィルメント料金には保管料も含まれるため、厳密には配送料ではないが、販売業者には同様の影響があります。

1月は送料値上げを見直すベストタイミング

どの料金プランも、それほど驚くようなものではありませんが、送料を無料にしなければ競争力を保てない販売店にとっては、1月はコストアップの時期です。

特に、特大サイズ、重いサイズ、変わったサイズの箱、遠隔地への配送は、影響があるでしょう。輸送業者は、これらの追加料金の最大の値上げを明確にはしたがらないのです。

場合によっては、製品、輸送箱のサイズを見直し、代替輸送会社を検討する必要もあるかもしれません。もし、1つの配送業者に頼りっきりなのであれば、他の運送業者にも目を向けるべきでしょう。
※海外ではCarriers Mixといい、その時々で一番条件のいい業者を利用するやり方が主流です。そのためにも可能な限り多くの輸送業者とコンタクトを取りましょう。

ほとんどの輸送会社の料金表には、特定のサイズや重量の「スイートスポット」があり、輸送費を削減するのに役立つ可能性があります。御社の発送数ボリュームが中程度から高い場合は、最も人気のあるボックスのサイズと重量のより良いレートを交渉することができるかもしれません。

1月は、出荷構成全体を見直し、これらの価格変動を最小限に抑えるために何ができるかを考える良い機会です。

参照:Shipping Rates Are Increasing in 2022 – Here Is What You Need to Know

おわりに

繰り返しますが、この記事はあくまで海外の事情を知らせるものです。直ちに日本に影響するものではありません。

しかし、以下の2点は影響してくる可能性があります。

1.USPSの値上げは日本郵便やインコタームズのFCA(運送人渡)輸送の場合に影響する可能性がある。
これらの輸送では、現地の港・空港までは日本郵便や日本の事業者による輸送ですが、現地についたらUSPSに切り替わります。そのため、日本郵便やFCA輸送の場合、私達にも影響してくる可能性があります。

2.アメリカのアマゾンFBAを利用している事業者は影響を受ける
アマゾンの現地倉庫に在庫する方法です。アマゾンはスピード配送を売りにしているため、この方法を選択しているセラーのアイテムがすこし有利になるようなアルゴリズムが走っています。そのため、本気でアマゾンで販売するならFBAを選ぶべきということになります。

このFBAですが、昨年6月に値上げしており、FBAを利用すると手数料が売上の38%前後になるため、かなりの割高感があるような印象を受けていました。ところが、今月さらに値上げがされると記事にあるわけですから、日本の事業者でアマゾンFBAを利用している場合、価格設定等を見直さないと厳しくなると思います。

Writer 横川 広幸

横川 広幸 取締役 越境ECコンサルタント eBayJAPAN創業時に法人営業、マーケティングに従事。eBayに連携した越境ECサイト “Tokyotrad” で日本の仏具を世界86カ国に販売。自らの越境EC成功体験を越境ECアドバイザーとして日本全国でセミナー講演や個別相談を行う。

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