こんにちは。ジェイグラブの横川です。
母の日って5月でしょ?
いいえ、違います。「日本では」アメリカに倣って5月ですが、世界の母の日は5月とは限らないのです。イギリスの母の日は毎年2月から3月の間にあります。なので、5月の母の日の前哨戦とも言えます。
こちらのURLはウィキペディアですが、ご覧の通り、5月に集中しているとは言え、世界中が同じ5月第2日曜日ではないのです。(ウィキペディア「母の日」)
母の日のeコマース売上が前年比54%増と好調
英国のeコマース小売業者は、2022年3月27日の母の日に向けてオンライン収益が開花し、前年比54%増、新型コロナ流行前の2倍増となりました。また、この日に向けてのECサイトへのトラフィックも2021年比で32%増加しました。
Wunderkindのデータによると、売上は2倍に急増し、オンライン売上が最も急増したのは3月17日(木)で、母の日に先立つ2週間の1日平均で80%も跳ね上がったといいます。 さらに、母の日当日の売上も急増し、同期間の1日平均の売上は72%増となりました。
この「同日」オンラインギフトのトレンドは、2021年にDeliverooが同社のプラットフォームで母の日ギフトの売上が80%以上増加し、昨年最も注文の多かった「直前」ギフトアイテムは花だったと発表しているのに続くものです。
一方、母の日のオンライン販売で見られた急増ではなく、ウェブトラフィックはギフトの日までの間、より安定した軌道をたどり、前週比+15%増、2021年比+31%増となりました。
母の日の顧客エンゲージメントは3月25日(金)にピークを迎え、メールの開封数は2週間前の1日平均と比較して49%増加し、同期間では前年比148%増となりました。
WunderkindのEMEA地域担当副社長であるJon Halleyは、次のようにコメントしています。「母の日は、小売業者と消費者双方にとって重要なギフトデーに成長しました。昨年は、ロックダウン期間中に利用できる唯一のショッピングチャネルがデジタルだったため、オンラインでの売上が前年比で増加したことは特に顕著です。今年は実店舗がオープンしていますが、オンラインショッピングの需要が衰える気配がないため、買い物客の購買行動にeコマースの台頭が表れているようです。
「バレンタインデーと同様に、お祝いやプレゼントの日にも、2つの需要があることが分かってきました。商品の在庫を確保し、配送の遅れを考慮して早めに購入する買い物客は依然として存在しますが、当日の販売量も大幅に増加しています。
参照:Mother’s Day ecommerce revenues jump 54% year-on-year
さいごに
こうしてみると、母の日は1発勝負ではなく、何度でもチャンスがあることがわかります。ということは、進出先を1カ国とか、1エリアに絞っているより、全世界対応しておくほうがチャンスが大きいということです。