こんにちは。ジェイグラブの横川です。
中だるみしがちな週中の水曜日ですので、本日はゆるいニュースを二本ほど。実はこれまでもこんな物がeBayでヒットしてるよ!といったニュースは頻繁にありました。
ただ、BtoCで売るものが決まっている事業者さんにはあまり役に立つ話ではないだろうと判断し書いてこなかったのですが、考え方を変えれば、ほんのちょっと見方を変えるだけで売れ筋商品は見つかるというヒントになるかなと思い、今日は書くことにしました。
まずはニューズウィークが報じた、clubhouseの招待状がeBayでエグい価格で売られているという記事です。
日本でもヤフオクやメルカリで売られていてニュースなどになりましたが、せいぜい高くて1万円程度でした。しかし・・・
clubhouseの招待状をeBayで数百ドルで売ろうとするユーザー
eBay上での売り手たちは、数百ドルで招待制アプリClubhouseへのアクセス権を販売しようとしている。
アプリは、イーロン・マスクやマーク・ザッカーバーグが登場したことで人気が急上昇していますが、現在は招待状を介してのみアクセスできるため、排他性の空気を持っています。
アプリ作成者のローハン・セスとポール・デイヴィソンは、永遠に排他的なままにする意図はないと言っていますが。
しかし、この制限は、最新の流行へのアクセスを渇望する多くのソーシャルメディアユーザーを生んでおり、今のところAppleユーザーのみ利用可能であり、さらに公式の招待なしで参加しようとしている人は、待機リストにサインアップする必要があります。
Clubhouseは、政治、ニュース、文化、テクノロジーなど、あらゆるトピックに特化した音声のみのチャットルームというコンセプトです。
eBay でのclubhouseの招待状は大半が 20 ドル程度で売られているが、いくつかは数百ドルという価格になっています。
たとえばある出品では415USドルの入札開始となっており、買い手がつかなかった後は388.00ドルに下げられていました…。
”多くのエリートで成功した人々”が使用している”ホットなアプリ”へのアクセスとして、合計6枚の招待券を売りつけていた別の業者は、最初の入札価格を238ドルと表示していました。
招待状を3枚持っていると主張する別の業者は、その価格を600ドルと表示していました。アプリが「有名人」や「不動産の達人」、「アスリート」とチャットする機会を提供していると主張する1人のベンダーは、150ドルの開始入札を使用していました。
しかし、clubhouseにすぐにアクセスしたい人にとって、eBayだけが入手先ではありません。Reddit(5ちゃんねるみたいなサイト)のコミュニティr/ClubhouseInvitesには現在8,000人以上のメンバーがいて、ここでは無料で招待状を提供する人たちがいます。「私はこのアプリを独占的にしている人が嫌いなので、支払う必要なく渡します」と。
参考:People Are Trying to Sell Clubhouse Invites for Hundreds of Dollars on eBay
レアなマックのストローを1500ドルで売ろうとするeBayユーザー
オーストラリアのマクドナルドで、ある商品が販売中止になり、eBayの売り手は、そのレアなアイテムのために法外な価格で売り始めました。
年間868トンのプラスチックを除去するという約束の期限が近づいているなか、プラスチック製のストローをまだ保持していた。
そこに目をつけたeBayユーザーは、有名な白、赤、黄色のストローの出品を開始しており、「オリジナルのマクドナルド・プラスチック・ストロー」を1500ドルで出品しています。
他にも色々なパターンで出品されているのが確認されており、連邦環境相は、マクドナルドを訪れ、段階的に廃止された5億1200万本のプラスチック製ストローの最後の一握りを確認しています。
プラスチック製のカトラリーも廃棄された。「私たちはプラスチック廃棄物を削減する必要があり、より多くの企業がこの課題に取り組むことが重要です」と環境相は述べています。
参考:eBay users attempt to sell ‘rare’ McDonald’s plastic straws for up to $1500
ここで言いたかったことは、何でもかんでも売ってしまえということではないですし、モラル的にグレーなものでも売ってしまえということでもありません。
そうではなく、あまり褒められた例ではありませんでしたが、周りに目を凝らして探す癖をつければ、なにか他社をいい意味で出し抜ける物はあるものだということです。
日々、忙しいことと思いますが、チコちゃんじゃありませんが、ただぼーっと散歩するのではなく、目に止まったものをほんの少し頭の中で考える癖をつけると、意外な道が拓けるものです。