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いかにしてSNSで売上をあげるのか?(Facebook, Instagram, Pintarest)

おはようごございます。 ジェイグラブの横川です。

無償でできるプロモーションならSNSを使えと言われるけれど

海外のECモールでも自社サイト運営でもやらなきゃいけないとわかっているのがプロモーション。本格的にやろうと思えば、ものすごい予算が必要。そこでいかにして低コストで成果を上げるかと考えるのが中小企業のみなさんかと思います。

そのコストのかからないプロモーションといえば、SNS(ソーシャルネットワーク)が筆頭に挙げられます。もうこれも常識ですから皆さん当然ご存知のはず。そして手間はかかるけど、いつか売上につながることを期待してコツコツ発信されていることかと思います。にしても、ちっとも効果が現れない・・・。

そうお考えの方もいらっしゃるかと思います。なぜ思ったような効果が現れないか。理由はたくさんありますが一番思いつきやすいのは、

「自分語りだけ」になっていないか

日本の場合、新しいサービスが誕生しても、最終的には日記のような使い方になってしまう人が多く、そういう意味では、デザインだけが洗練されたBBS(初期のWEB掲示板)から進歩がないように見えるときがあります。

それは、根本的にソーシャルメディアというのがどういうコンセプトのメディアなのかということを血肉化出来ていない人が多いからです。

自分語りとはECでいうなら自社製品だけを告知しているようなもので、それならばブログで十分です。「ソーシャルを使う」というのは、多くの人と情報交換し、共有し、共感を得ることをリアルタイムに行うことです。つまりオフラインの日常社会をオンライン化したのがソーシャルメディアです。

一般論ですが、「社会」で自分語りしかしない人って好かれてますか?陰では煙たがられてるのがオチじゃないでしょうか?したがって、オンライン化しただけの「社会」であるソーシャルメディアで自分語りしかしていないようでは好かれるわけがありません(つまりブランディングなど出来ません)。

また、毎日何かしら更新(アップする)。独創的、ユニークなテーマを提案するということを心がけてください。自分のことだけしかアップしないのは退屈すぎて人が集まりません。法人であっても個人のような人格を与えることが重要です。

海外ではどんな使われ方をしているか

一言でいうと、ブランドに人格を与えて活動できるかどうかがカギです。

もちろん時には自分視点で自分自身のことだけを語るのもアリですが、他人に共感して情報を共有したり、自分の利益を度外視したり、見返りを期待しない「利他」的行為があったり、普通の個人が日頃行っているような振る舞いができて、ファンを増やしていけるかどうかということです。

海外では、ラジオのようにユーザーからの情報提供を積極的に募ったり、SNSにアップした画像の人気投票をしたり、懸賞のようなサービスを与えたり、こうした活動をする企業を多く見かけます。つまり、商いであっても遊び心を忘れず活動できるかが重要だということです。

たとえば、ある海外の靴屋は一番売りたいのは「赤く染めた革で作った靴」でした。ここには「赤」「革」「靴」と3つのキーワードがあります。普通なら靴屋なのですから「靴」に一番力を注ぐはずです。

しかし、このオーナーは「靴」ではなく「赤」に着目し、赤っぽい写真がアップされているものをシェアしたり、自ら赤をテーマにした写真をアップしたりしてコミュニティを育てました。こうした地味な作業が数年立つと大きな力を持ちます。真面目の上にクソがつくほど真面目に商売だけを考えるのはダメで、少し本道からそれるのも必要なんですね。

あるいは海外では、同業他社の製品でどう考えても自社よりすぐれていると認めざるを得ない商品をシェアして紹介してしまうことで度量の広さをアピールしたりなど、一見遠回り、無駄と思えることにしっかり時間をかけていました。

どんなSNSがいいか

世界的にはFacebookやInstagram、Twitterが主流でしょう。しかし、アパレル、日用雑貨などなら、(日本ではあまり流行っていない)Pintarestもおすすめです。

PintarestはSNSですが、EC展開のための利用が可能です。一言でいうと、Pintarestとは、あたかもお気に入りの写真をコルク製のクリップボードに画鋲で留めてコレクションしていくようなもので、アカウントそのものへのフォローだけでなく、コレクションボードだけのファンや、特定の画像だけのファンなどを作ることができます。

したがってセンスや審美眼が売り手・買い手ともに刺激され、そうしたセンスにファンができるといった感じのサービスですので、ターゲットを絞ってブランドを作り、ファンが増える頃には強力な発信メディアにさせることが可能です。

実際、Pintarestは5年以内に会員登録した女性ユーザーの84%はアクティブに活動しており、アパレルなどで女性がターゲットの場合は捨て置けないメディアではないかとおもいます(普通にECに誘導することが出来ます)。

まとめ

SNSは発信側だけが頑張るメディアではなく「ソーシャル性」を意識した利用が成功の秘訣です。自分語りだけでなく、頭柔らかく、ユーザーに掛け値なしに付き合ってもらえるような人格をブランドや法人に与え、ファンを作っていくことが何より大切なのだという例を紹介いたしました。

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Writer 横川 広幸

横川 広幸 取締役 越境ECコンサルタント eBayJAPAN創業時に法人営業、マーケティングに従事。eBayに連携した越境ECサイト “Tokyotrad” で日本の仏具を世界86カ国に販売。自らの越境EC成功体験を越境ECアドバイザーとして日本全国でセミナー講演や個別相談を行う。

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