こんにちは。ジェイグラブの横川です。
中国のEC自体は既に成長しきっているため、世界における市場規模は52%と巨大ですが、成長率はと言うと、世界の中でも際立って鈍化傾向にあります。
そうなると、資本主義的な考えに立てば、次の資本の投下先を探して開拓するわけです。表面上は資本主義ではないはずの中国が日本以上に資本主義的な考え方でこれから世界へ出ていこうとしています。どの地域に進出しようと、ビジネスとくればなりふり構わず派手にやるのが中国企業、中国製品です。こういうライバル相手に(向こうは日本企業などライバルだなんて思ってない、箸にも棒にもかからない存在というようにしか思ってないような気がしますが)ほんとに意識を変えないと日本は沈没しますね。
新興国における中国製品への需要の高まりが、中国のeコマースエコシステムのグローバル展開を促進
(元記事は非常に長いので、抜粋します。)
パンデミックに牽引され、中国の越境ECエコシステムは、東南アジアや中東、遠くは中南米やアフリカにまで急速に拡大し、これら新興国からの中国製品への需要が急増しています。
中国とその近隣地域は今、互いに補完し合いながら世界の工場を形成しているのです。中国と他の国々の間では経済連携協定が結ばれ、各パートナー国では地域の経済的結びつきを強化するために有利な貿易政策が実施されている。
これがひいては中国の越境ECエコシステムの外部への拡張に貢献することになると述べています。
中国企業は、サプライチェーンを円滑にするために、倉庫のグローバルネットワークにますます投資しています。中国国営メディア新華社によると、2020年1月から2021年12月の間に、運営する海外倉庫の数は約1,000から2,000超に倍増したとのことです。
新興国市場の中でも、中東と東南アジアでは、越境ECが大きく進展しています。また、アフリカやラテンアメリカも開発レベルが急速に高まっており、高い成長の可能性を秘めています。
出展企業は通常、ECサイトを作成し、ECマーケットプレイスに参加した後、マーケティングキャンペーンを利用して、自社製品に興味を持ちそうな人をターゲットにすることになります。自社または他の流通チャネルから供給を集め、注文された製品を流通させることになります。(下線はジェイグラブ編集)
中国の越境EC消費者の半数は90年代以降以降生まれのZ世代が占め、彼らはよりパーソナライズされたサービスを求めています。
そのため、企業は現在、オムニチャネル・リテール戦略(オンラインとオフラインの複数のチャネルでマーケティング、販売、顧客サービスを統合し、統一されながらもパーソナライズされた顧客体験を作り出す)を採用し、付加価値の高いサービスを提供することに重点を置いています。(下線はジェイグラブ編集)
おわりに
本文の下線は私が引きました。これを読めばわかるように、どの地域に進出するにせよ、
- 自社ECサイトと海外マーケットプレイス併用はもはや常識である
- これからはオムニチャネル戦略がトレンドである
ということがわかります。オムニチャネル戦略については株式会社JTBと展開しているジェイグラブモールがあります。詳細は下記URLをご参照ください。約45分のオンライン説明会も今月はあと何回か行います。
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