SOLUTION
導入事例
株式会社安田念珠店 様

モノの豊かさではなく、
心の豊かさを越境ECでも伝えたい。

私たちの店、安田念珠店は江戸時代初期の天和三年(1683年)に現在の本店所在地で、初代当主・藤屋 宗次郎によって創業されました。当時のガイドブックにあたる「京雀」「京羽二重」にも、『寺町誓願寺(現在の寺町六角)に数珠屋がある』と記されています。当代当主で10代目になります。
当店は京都の中でもたくさんの観光客の方がお見えになる寺町通にございます。古くからご贔屓にしてくださっているお客様だけでなく、京都観光に来られた方もお買い求めくださっています。2000年代に入り、徐々に増えてきた外国からの観光客の方にもお買い求め頂く機会が増えてまいりました。そこで海外向けに外国語での発信もはじめました。
店頭ではアクセサリーのようなお買い求めしやすいものだけはなく、本格的な念珠もお求めになる方が多いことに気づきました。そして、海外向けに発信していたサイトからもリクエストが来るようになり、海外に念珠を発送する機会も増えた頃から、京都に来た人だけが買えるという状況を変えようと、本格的な越境ECを検討し始めました。そこで、私達の目的に沿う事業を行っているジェイグラブ株式会社に国の補助金を利用した越境ECサイトの構築を依頼しました。
開始早々から買い手が現れるということは考えていませんでしたが、比較的早い段階で高額な部類の品が売れるという結果を得ました。現在は新型コロナウイルスの影響もあり、今年は辛抱しないとならない状況を経験していますが、このコロナ禍よりも少し前から越境ECを始められたので、新型コロナウイルスが落ちついたら、改めて世界の方々にモノだけでなく、モノにそなわる思いも伝えていけるように努めたいと思っています。
株式会社安田念珠店
越境EC担当 瀬川奈緒子
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課題
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インバウンド需要の高まりもあり、海外対応をしていたが本格化を検討。
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本格化するにあたっては専門家の知見も必要と考えた。
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本格化させたいがコストの面は押さえたいとも考えた。
施策
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越境ECに詳しい専門知識を持つ専門家を探すため、公的機関に相談。
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専門家のいる事業者を見つけ打ち合わせを入念に行う。
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コスト軽減のため越境ECを支援する補助金にも詳しい専門家がいた。
成果
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事業を推進する上で生じる問題点もなんでも相談できた。
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開店してわずかの間に割と高級な品が売れた。
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補助金を利用することができ、少ない負担で実現できた。